第932回 静岡商や浜松商の古豪復活か、それとも加藤学園など新勢力台頭か?!令和最初の静岡大会は混迷極める【静岡大会展望】2019年06月25日

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【目次】
[1]ノーシードにも実力校が多数!
[2]秋春連続ベスト4以上の加藤学園が中心も気が抜けない

 春季県大会で2003(平成15)年以来の優勝を飾った名門浜松商。その後の東海地区大会でも準優勝を果たして、確実に古豪復活を示している。その浜松商とともに古豪復活の期待を担っている静岡商。令和の新時代に昭和の歴史を感じさせる商業校が台頭してきた静岡大会。一方で、加藤学園ら新しい勢力も台頭してきている。そんな静岡大会の、この夏を占ってみた。

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第101回 全国高等学校野球選手権 静岡大会

ノーシードにも実力校が多数!



浜松商は湖東遼馬が安定感のある投球を見せる

 春季大会の結果から第1シード浜松商、第2シード加藤学園、第3シード常葉大橘、第4シード浜松工、さらに第5シードとしてベスト8の4校で飛龍静岡商常葉大菊川浜松西となっている。

 その一方で、昨秋の県大会を制した御殿場西、準優勝の清水桜が丘、3位校の静岡と東海地区大会進出した3校に、昨夏準優勝で主戦が残る島田商、好投手を擁する静清、U-18日本代表候補の紅林 弘太郎君を擁する駿河総合、力のある東海大静岡翔洋、個々の能力が高い日大三島、一昨年夏の代表校藤枝明誠などがノーシードだけに、組み合わせそのものも注目された。

 春季県大会優勝校浜松商の初戦は星陵袋井商の勝者となったが、そこに勝てば3回戦で早くも静岡と対戦しそうな組み合わせとなった。まずはここが大会前半の最大の山となりそうだ。その勝者がベスト8に進みそうだが、立ちはだかるのは富士市立か。



秋準優勝の清水桜が丘も非常に力を持ったチームだ

 そして、ベスト8で争うのは、開幕戦を戦う東海大静岡翔洋聖隷クリストファーという開幕戦ではもったいないと言われるような強豪対決の勝者となる可能性が高い。それを阻止したいのが浜松修学舎か。また、シードの進学校浜松西も手ぐすねを引いている。このゾーンを上がってベスト4に進出したところが代表に最も近い存在とも言えそうだ。浜松商は湖東遼馬君と瀬戸口優太君の2人の投手が、春季大会のように機能していけば、やはり一番手と言っていいであろう。

 浜松工常葉大菊川のゾーンでは、まず浜松工の初戦が磐田南清水桜が丘の勝者で、これもシード校浜松工の初戦としては気が抜けない相手となる。この勝者がベスト8まではいきそうだが、そこに浜名富士宮西あたりが抵抗を示すかがみどころとなる。

 また常葉大菊川にも、初戦で沼津商と戦う磐田東がぶつかりそうで、序盤の好カードの一つと言える。さらに、この勝者が静岡市立と戦いそうな組み合わせで、実力接近の好試合が予想される。最終的には、シードの両校でベスト4を争いそうだが、もちろん必ずしも順当にはいかない可能性もありそうだ。

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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