目次

[1]大阪桐蔭、履正社も序盤で難敵と対戦か?
[2]大商大高はいきなり興国と!さらに大商大堺と同ブロック!

大阪大会 トーナメント表

 第101回大阪大会の組み合わせが決まった。今大会の特徴は3回戦で実力校同士の戦いが予想されること。それだけうまいぐらいに実力校が同ブロックに集まった大会となっている。そんな今大会の見所を紹介したい。

大阪桐蔭、履正社も序盤で難敵と対戦か?



履正社エース・清水大成

 万博ブロックでは、今春ベスト16の同志社香里西が対戦。ベスト16入りの原動力となったエースで主将の吉田朋弘がキーマン。突出した選手はいないが、ここ一番の爆発力、諦めない野球で接戦での強さを発揮してきた。昨秋ベスト8の関大北陽摂津と対戦。スラッガー・赤松 俊祐を中心とした打線は強力だ。

 センバツ出場の履正社池田と対戦。スラッガー・井上 広大、好投手相手にも本塁打を打つ打撃力の高さを見せる小深田 大地、145キロ左腕・清水 大成を筆頭にタレント揃い。投手陣も今春にかけて進化すれば、優勝候補として大きく前進しそうだ。ただ、同ブロックには春準優勝の箕面学園も控える。タフな戦いが予想される。

 豊中・シティブロックでは、今春ベスト32の関大一大阪青凌と対戦。また、汎愛大冠金光大阪といった実力校はうまくばらけた。

 北地区の花園・南港ブロックは激戦区となりそうだ。関西創価は下級生の時から注目されてきた好捕手・寿大晟が最終学年を迎えた。同ブロックは今春ベスト32の春日丘が同ブロック。大阪を代表する進学校・市岡北野が同ブロックなのも注目。

 夏3連覇を狙う大阪桐蔭東淀川と対戦。6月は岡山、広島で招待試合を行い、戦力強化をしてきた。課題は強力打線を抑える投手の存在、本格派投手・技巧派左腕を攻略する攻撃力。同ブロックでは強打の肥田 尚弥がチームを引っ張る早稲田摂陵に注目だ。

 春3位の東海大仰星は開明と対戦。好左腕・山本 航、またスイングスピードが速い石川 龍平、左のスラッガー・松本聖矢など打線のレベルも高く、この夏も躍進に期待がかかる。

 元ソフトバンクの田上氏が就任し、着々と力をつけている大阪産大附桜宮と対戦。初戦から厳しい戦いとなりそう。4番・谷村 泰志、遊撃手・平松 弘翔を中心に打力を高めて、上位進出を目指していきたい。同ブロックでは昨夏、南大阪大会準優勝の大阪学院大高も注目したい。