強打の鶴岡東を止めるのは?公立勢も引けを取らない山形大会!
7月11日から開幕する第101回山形大会の組み合わせ抽選会は6月27日に行われ組み合わせが決定した。
昨年の優勝校の羽黒は米沢興譲館対村山産業の勝者と2回戦で対戦。日大山形は山形市立商業対新庄南の勝者と2回戦で対戦する。秋の大会を制した酒田南は新庄東対酒田西の勝者と対戦となった。
羽黒、日大山形、鶴岡東、酒田南、山形中央など実力校が多く、実力校が多い山形。そこで今回は昨秋と今春の県大会ベスト8の顔ぶれ、直近5年間の山形大会の優勝校、準優勝校を確認していきたい。
大会日程・組み合わせ
第101回全国高等学校野球選手権山形大会
羽黒、鶴岡東、酒田南に要注目!
山形大会注目右腕・篠田 怜汰
まずはじめに昨秋、今春のベスト8を振り返っていこう。
昨夏[stadium]甲子園[/stadium]に出場した羽黒は最速145キロの速球、カーブを武器にする右の本格派・篠田 怜汰投手がチームを牽引。篠田投手は日本高野連開催した、高校日本代表一次候補の研修合宿にも参加するなど全国屈指の好投手である。さらに、春夏合わせて11回の[stadium]甲子園[/stadium]出場を果たした、東北を代表する強豪校のひとつが酒田南。計11回の[stadium]甲子園[/stadium]出場のうち、夏の出場が10回と、今年の夏にも期待が高まる。OBのソフトバンクの長谷川勇也外野手、楽天の下妻 貴寛捕手、中日の石垣 雅海内野手の3名がプロ野球界で現役を続けている。
鶴岡東の打線の破壊力は全国レベル。影山 雄貴(3年)は楽しみな大型左腕で、186センチ80キロと恵まれた体格。直球は常時130キロ中盤。120キロ前半のスライダー、120キロ前後のスクリュー気味落ちていくフォークがよく決まる。腕も長く、ボールにも角度がある。じっくりと球速が伸びていけばもっと注目される存在となるだろう。
【秋】 優勝 酒田南 準優勝 羽黒
ベスト4 山形城北、山形中央
【春】優勝 鶴岡東 準優勝 日大山形
ベスト4 山形学院 山形城北
ベスト8 山形市立商、酒田南、長井、山形南
公立勢も上位に入り健闘!
次に過去5年の山形大会の優勝校、準優勝校を振り返っていこう。
2018年 優勝 羽黒 準優勝 鶴岡東<br ›="" 2017年 優勝 日大山形 準優勝 山形中央
2016年 優勝 鶴岡東 準優勝 山形中央
2015年 優勝 鶴岡東 準優勝 羽黒
2014年 優勝 山形中央 準優勝 酒田南
過去5年間の結果を振り返ると、羽黒、日大山形、鶴岡東が決勝戦まで勝ち進むことが多い。なかでも日大山形は2013年の夏の甲子園でベスト4進出を果たし、インパクトを残した。そして今年もU-18一次候補メンバーである渡部 雅也がいる。2年ぶりの甲子園へ。まずは初戦を取りたい。
同じU-18一次候補メンバーで言えば羽黒の篠田 怜汰がおり、彼を中心にどこまで勝ち上がれるのか。2年連続甲子園へライバルたちを倒していきたい。
さらに3年ぶりの甲子園に向けて、虎視眈々と準備を進める春の山形県王者・鶴岡東や、実力校・酒田南など注目すべき学校はまだまだいる。山形の夏を制するのはどこなのか。楽しみに待ちたい。
大会日程・組み合わせ
第101回全国高等学校野球選手権山形大会
文=編集部