第918回 横浜、東海大相模を阻む学校は現れるか?ノーシードの実力校も分析!【後編】2019年06月10日

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【目次】
[1]横浜、東海大相模 夏へ向けての課題
[2]湘南学院ブロックは星槎国際湘南、相模原、日大高と実力校がひしめく

 夏の神奈川大会展望。続いて後編である。今年は春優勝した東海大相模、準優勝した桐光学園に敗れた横浜は4位扱いになり、例年、ヤグラでいうと2位vs3位、1位vs4位が配置となり、東海大相模横浜は順調に進めば、準決勝で対戦する可能性がある。ただそう簡単に勝ち抜けないのが、今年の神奈川なのだ。

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横浜、東海大相模 夏へ向けての課題



帰ってきた井上 恵輔(東海大相模)

 今年の東海大相模は圧倒的な打撃力、機動力を駆使して、早々と大量点を取るチーム。投手陣は130キロ台を超える左腕・野口 裕斗、138キロサイド・紫藤 大輝、130キロ前半の速球と切れのあるスライダーを投げる冨重 英二郎、夏でもベンチ入りを狙う1年生左腕・石田 隼都は最速138キロを誇り、夏では140キロ超えに期待がかかる。

 打線では強打の捕手・井上 恵輔、二刀流・遠藤 成山村 崇嘉西川 僚祐の2年生スラッガーと破壊力は全国トップクラス。ベンチ入り争いは激しく、春活躍した選手がそのまま出るのか、それとも新たな選手が浮上するのか。最強の20人を形成し、夏に臨むことを期待したい。

 同ブロックで対抗馬となりそうなのが慶應義塾だろう。慶應義塾の攻撃力は県内屈指で、横浜のエース・及川 雅貴も恐れるほど。

 打線の中心はスラッガー・廣瀬 隆太、2年生スラッガー・本間颯太朗。夏にかけてどこまで打線を仕上げるか。投手陣では秋に活躍した右の好投手・田口 義将 慶應義塾)が鍵となる。ただ東海大相模と同じく、強打で圧倒し、試合を優位に持っていく展開が理想となるのではないだろうか。例年、夏に仕上げる慶應義塾だけに怖い存在となるのは間違いない。

 藤沢翔陵足柄と百合ヶ丘の勝者と対戦。藤沢翔陵は昨秋はベスト32、今春はベスト16と1つずつ力をつけてきたチームだ。

 また別ブロックの相洋は、県立川崎藤沢総合の勝者と対戦。1番・北川大和を中心とした打線は強力だ。また同ブロックにはノーシードから浮上する武相にも注目だ。

 公立の強豪・戸塚はいきなり瀬谷橋本の勝者と対戦。実力公立校同士の対決は盛り上がりそうだ。



調子を戻しつつある及川雅貴(横浜)

 横浜寒川と横浜旭陵・相模向陽館の勝者と対戦する。横浜関東一との親善試合で連勝。さらに香川県の招待試合でも4戦全勝と日増しに状態が上がっている。

 平田監督は香川県の招待試合で、「まずは自分たちのチームの完成度を高めていくことが一番大事で、しっかりと準備をしていく」と、1年生を起用しながら、全体の底上げを果たした。

 絶対的なエース・及川 雅貴は香川県の招待試合で最速147キロをマークし、球速表示だけではなく、スピンがかかった速球を投げ込んでおり、順調に仕上がっている様子。また2年生左腕の松本 隆之介も最速147キロをマーク。

 さらに、140キロ前半の速球と120キロ後半のスプリットを投げ込む木下 幹也、1年生ながら最速140キロを計測した1年生左腕・金井 慎之介、リリーフで支える黒須 大誠とやはり投手陣の力量は神奈川ナンバーワンどころか、全国でもトップクラス。香川の招待試合では失点の多さが気になるが、それも、夏へ向けて良い薬となっただろう。

 気になるのは、日程が過密だということ。中1日、中2日、連戦と、短い間隔で回っており、投手陣の運用がポイントとなるだろう。投手陣の負担を減らすためには打線の奮起が重要となる。

 打線も内海 貴斗度会 隆輝を中心に仕上がってきた。春の大会よりも打席の内容は格段に良くなっており、夏でも期待が持てる打線となってきた。横浜としてはあまり疲労度を残さず、勝ち進み、試合のグレードが高くなる準々決勝、準決勝、決勝と迎えたいところだろう。

 ただ同ブロックは法政二、実力校・平塚学園、大型右腕・渡邉 倫太朗擁する三浦学苑と実力校が揃っている。

【次のページ】 湘南学院ブロックは星槎国際湘南、相模原、日大高と実力校がひしめく

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コメント (1)
群雄割拠2019.06.11 神奈川のファン
尽誠学園が大差で負けて、横浜の戦闘意欲復活してしまったのが痛い。いまの横浜の強さなら神奈川で圧勝するだろう。仕上がりが良くなったら太刀打ちできない。

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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