目次

[1]鎌倉学園には公立校の注目校がズラリ 日大藤沢ブロックは熾烈!
[2]桐光学園、向上の両ブロックの見所 桐蔭学園の課題は?

 6月9日、全国で最も注目度が高い第101回神奈川大会の組み合わせが決まった。今回の神奈川大会で特徴的なのは、桐蔭学園慶應義塾横浜隼人といった毎年、上位争いをするチームがノーシードなことだ。

 しかも例として挙げた3校はともに実力校。どのブロックに入るのかに注目が集まった。さて、シード校の周りにはどんな実力校がひしめいているのか、注目選手をあわせて紹介していきたい。まずはトーナメントの左側から。

鎌倉学園には公立校の注目校がズラリ 日大藤沢ブロックは熾烈!


 まずベスト4の鎌倉学園は、開幕戦に登場する金沢vs津久井浜の勝者と対戦する。春の鎌倉学園の戦いぶりを振り返ると、リーグ戦から競り合いの連続。1点差勝利は5つという驚異的な粘り強さ。

 特に準々決勝の向上戦では延長14回まで粘った。突出した選手はいないが、その中で期待したいのはエース左腕・作野 友哉だ。準決勝の東海大相模戦で敗れたものの、4失点完投。強豪校を苦しめる投球術を持った左腕だ。また作野以外の投手陣も県大会で好投を見せており、夏も継投策をメインとした戦いぶりが考えられそう。しぶとい試合運びで勝ち進んでいきたい。

 同ブロックで注目したいのは、城山。遊撃手の高橋遥也は攻守でバランスが取れており、その力量は強豪校の遊撃手と比較しても遜色ないレベル。高橋を中心にどれだけチーム力が上がっているか注目だ。また、同ブロックでは公立の実力校・大師が登場する。

 また同ブロックのシード校は厚木北。初戦は厚木東と麻生総合・市川崎と対戦。厚木北は秋から活躍する本格派右腕・奈良竜王介が軸。秋に見せた粘り強い戦いを見せていきたい。同ブロックでは横浜商大高が構える。打力は高く、シード校を脅かす破壊力を秘める。

 ベスト8の弥栄新羽柏木学園の勝者と対戦。エース・河野 翔英、捕手・大國雅也のバッテリーは安定感十分。また上位にミート力が高い打者を揃え、一気に畳み掛ける打力も見逃せない。



武富 陸(向上)

 そして第3シードの日大藤沢ブロックにはずらりと強豪が揃っている。まず日大藤沢の戦力を紹介すると、最速142キロ左腕・武富 陸は変化球の精度も非常に高く、実力は県内屈指。大型左腕・姫木 陸斗、強肩巧打の捕手・牧原 巧汰とタレント揃い。それ以外にも守備力、打撃力を兼ね備えた選手を揃えており、夏も上位を狙える戦力だろう。

 同ブロックには、横浜隼人が登場する。大型左腕・佐藤一磨は最速143キロのストレートに加え、スライダーを器用に投げ分け、フィールディング、クイックもそつなく実戦的な一面を見せる。

 また佐藤以外の投手陣の力量も高く、厳しい神奈川を戦えるコマは揃った。ただ課題は打撃。潜在能力が高い選手は多いだけに、どれだけ公式戦で能力を発揮できるか。小技、機動力を含めた得点力を高められるか。また、強打者・宮原 悠貴を中心に高い破壊力を誇る打線がウリな藤嶺藤沢、投手力が高いの一戦は注目だ。