第891回 昨秋の決勝の再戦!リベンジの東海大菅生か、それとも2季連続優勝を狙う国士舘か2019年04月28日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

 春季東京都大会もいよいよ残すは決勝戦のみとなった。奇しくもその顔合わせは昨秋の決勝戦と同様、東海大菅生国士舘ということとなった。

 昨秋の再戦となる今回の決勝戦。決勝戦はどこがポイントとなるのか、簡単にまとめていきたい。

昨秋の決勝戦と同じ顔合わせを制するのは?



両エース(左:白須仁久 右:中村晃太朗)

 東海大菅生国士舘ともにキーワードとなるのは、「繋ぎ」になることが考えられる。

 まず守備では、両チームともエースが準決勝ではピリッとしない。
 東海大菅生中村 晃太朗は4回戦では二松学舎大附を7回2失点の内容を見せたが、準々決勝の日大三では7回5失点。準決勝の関東一では6回3失点といまひとつ。一冬超えて球威が増したものの、制球が乱れやすくなり、痛打されることが増えたことが関係していることが考えられる。

 一方の国士舘は今春よりエースになった白須 仁久。上半身の使い方をコンパクトにし、上からしっかり腕を振るフォームにモデルチェンジした白須。だが、昨秋より制球が乱れやすくなり、安定感に欠ける。

 4回戦の都立片倉戦では7回途中からマウンドに上がって5失点。準々決勝の帝京戦では6回投げて3失点。準決勝の都立小山台戦こそ7回3失点だったが、ボール先行が多い。

 両チームのエースの投球が安定しないとなると継投策が考えられる。
 東海大菅生藤井 翔新倉 寛之国士舘は斉藤光瑠、山田 裕也石橋 大心が今大会でマウンドに上がっている。彼らの調子、また繋ぎ方で守備の出来は変わってきそうだ。



野手陣はどれだけ投手を援護できるのか(左:冨田洋佑 右:小山翔暉)

 そして攻撃陣だが、ポイントゲッターとなりうる打者が上位に座っている両チーム。

 東海大菅生であれば
1番・小山 翔暉
3番・成瀬 脩人
4番・杉崎 成の3人。

 国士舘
1番・黒川 麟太朗
3番・冨田 洋佑
4番・黒澤 孟朗
6番・鎌田 州真の4人がポイントゲッターになりそう。

 彼らの前にどれだけチャンスを作るのか。ここが攻撃のポイントとなりそうだが、そうすると下位打線でいかにチャンスを演出し、上位に繋げるかが大事である。

 ただ総合力で見ると、東海大菅生の方が1枚上手だろう。
 準決勝では藤井、新倉が関東一をシャットアウトするなど、エース・中村晃以外の投手陣も昨秋より安定が増した。
 また野手陣はチーム全体でバットだけではなく、2番・石田 隆成、6番・今江 康介らを中心に足でも相手チームに揺さぶりをかける。何より一発を打てる打者が揃っている。

 長打と単打、さらに足を使う攻撃に安定した守備。総合力が高く抜け目ないチームに仕上がっている。だが、国士舘打線も繋がりだすと止めるのは厄介である。そして何より昨秋は国士舘が下馬評を覆し優勝を決めた。これが高校野球のわからないところである。

 東海大菅生がリベンジを果たすのか。はたまた国士舘が王者の貫禄を見せつけ、2季連続優勝を決めるのか。平成最後の東京王者を決める一戦は28日11時より神宮球場第二で行われる。

文=編集部

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
国士舘vs都立西【東京都 2019年秋の大会 東京都大会 一次予選】
東海大菅生vs多摩大目黒【東京都 2019年秋の大会 東京都大会 一次予選】
第966回 【秋季東京都大会一次予選展望】日大豊山と東海大高輪台が初戦で激突!第21ブロックAは激戦区に【大会展望・総括コラム】
東海大相模vs東海大菅生【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
第1032回 戸田懐生(東海大菅生ー徳島インディゴソックス)甲子園での成長 【2019年インタビュー】
第950回 機動力よりも長打力!高校野球ドットコムが選ぶU-18代表【野手編】【大会展望・総括コラム】
第949回 【西東京大会総括】29歳の青年監督による快挙、そして力を発揮できなかった実力者たち【大会展望・総括コラム】
國學院久我山vs東海大菅生【東京都 2019年夏の大会 第101回選手権西東京大会】
関東一vs都立小山台【東京都 2019年夏の大会 第101回選手権東東京大会】
第936回 【西東京大会・準決勝展望】東海大菅生vs国学院久我山、桜美林vs創価 ファイナルへ進むのは?【大会展望・総括コラム】
第200回 この春、急浮上!夏にブレイクに期待がかかる2年生の逸材たち【ドラフト特集コラム】
第977回 コントロールで生きる!自身のスタイルを確立させた大阪桐蔭時代 田中誠也(立教大)【前編】 【2019年インタビュー】
第949回 この夏は巧みな守備だけではなく、流れを変える一発長打を見せたい!小松涼馬(帝京)【後編】 【2019年インタビュー】
第948回 名将・前田監督からの評価も高い逸材二塁手・小松涼馬 どの舞台でも結果を残す勝負強さが最大のウリ【前編】 【2019年インタビュー】
第953回 確立されたロジカルを持つ理論派スラッガー・冨田洋佑の打撃の極意 【2019年インタビュー】
石田 隆成(東海大菅生) 【選手名鑑】
石橋 大心(国士舘) 【選手名鑑】
今江 康介(東海大菅生) 【選手名鑑】
鎌田 州真(国士舘) 【選手名鑑】
黒川 麟太朗(国士舘) 【選手名鑑】
黒澤 孟朗(国士舘) 【選手名鑑】
小山 翔暉(東海大菅生) 【選手名鑑】
白須 仁久(国士舘) 【選手名鑑】
杉崎 成(東海大菅生) 【選手名鑑】
冨田 洋佑(国士舘) 【選手名鑑】
中村 晃太朗(東海大菅生) 【選手名鑑】
成瀬 脩人(東海大菅生) 【選手名鑑】
新倉 寛之(東海大菅生) 【選手名鑑】
藤井 翔(東海大菅生) 【選手名鑑】
山田 裕也(国士舘) 【選手名鑑】
国士舘 【高校別データ】
東海大菅生 【高校別データ】

コメントを投稿する

コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム