目次

[1]注目選手がそろう県北地区
[2]竜ヶ崎一と東風のカードと土浦湖北ゾーンは県南地区屈指のカードが揃う

 4月11日に春季関東地区高等学校野球茨城県大会地区予選の組み合わせ抽選が行われた。昨秋の県大会でベスト4に残った常総学院藤代石岡一水城は地区予選が免除され県大会からの出場となる。地区予選は13日から4地区で行われ16日には県大会出場チームが決定する。それでは各地区の展望について触れる。

注目選手がそろう県北地区


 県北地区からは昨秋県大会でベスト8に1校も残らなかったため、予選免除のチームはない。出場21チームで8つの地区代表枠を争う。

 中でも明秀学園日立日立一佐和磯原郷英の力は地区で突出しており注目選手がそろう。明秀学園日立は強打の4番・髙橋 隆慶や俊足好打1番・の垣入 武尊(2年)を中心に例年どおり打撃の層が厚い反面、投手は絶対的エースが不在だ。 

 秋に5試合で48得点を挙げた常総学院が最も抑えられたのが県大会初戦で対戦した日立一だ。右サイドの二瓶真斗(2年)が変化球中心の特殊な組立てで1対5の好ゲームを演じた。佐和は長身右腕の黒田 晃大(2年)が130キロ台後半の速球を武器に昨秋県大会初戦で水戸啓明を完封。竜ヶ崎一には1失点だったものの打線の援護がなく3回戦で散った。冬を越えてどれだけ成長したか楽しみな逸材だ。磯原郷英は右腕の早川 光が小気味のよい投球で打者を打ち取る。

 そのほかに多賀は順当に勝ち上がれるか。太田一ゾーン、日立北ゾーン、日立商ゾーンは混戦が予想される。昨秋代表決定戦で佐和を追い詰めた茨城キリストは順当にいけば代表決定戦で日立一と対戦する。綿引翔(2年)と綿引 駿日立一)の兄弟の投げ合いが実現しそうだ。

常磐大高と水戸商が筆頭の水戸地区



最速140キロを超える鶴見凌也(常磐大高)

 水戸地区からは昨秋県大会でベスト4に残った水城が予選を免除され、出場23チームで8つの地区代表枠を争う。

 昨夏からの中心選手が残る常磐大高水戸商は地区でも抜けた力を持っている。常磐大高は昨秋、最速140キロを超える鶴見 凌也が背番号2ながら投手として躍動。急造投手として投手の軸となった。同じく水戸商も背番号2で4番を務める小林 嵩が速球を生かしたクローザーとしてマウンドに上がる。主戦投手の大津 昌熙 は130キロ前半のストレートを投げ込むまとまりのあるタイプだ。

 波崎柳川は1年春から登板実績のある小原凜(2年)や齋藤駿(2年)を中心に投手陣が安定している。鹿島学園は1番・島田翔悟の出塁が鍵を握る。水戸啓明は元プロ野球選手でコーチとして田中 将大投手を指導した紀藤真琴氏が今年1月から監督に就任し公式戦初采配となる。

 水戸工ゾーンと水戸桜ノ牧ゾーンは力が拮抗している。水戸桜ノ牧は右腕の金井堅がコントロールよく内外に投げ分け打たせて取る。水戸一は1年夏からマウンド経験がある佐次泰晟(2年)は制球力があるものの球威が今ひとつ。ランナーを背負った場面で凌ぎきれるかが勝負の分かれ目だ。