第878回 センバツ帰りの津田学園を菰野、三重、津商、近大高専などが迎え討てるか?2019年04月12日

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センバツ出場校・津田学園、好投手・岡林勇希擁する菰野も油断は禁物!



津田学園エース・前佑囲斗

 今春のセンバツ出場を果たした津田学園は、1回戦で敗れたとはいえ、古豪・龍谷大平安と延長までもつれ対等に戦ったことで自信を得ている。

 今春の三重県大会は、その津田学園を中心とした戦いとなるであろう。津田学園の佐川竜朗監督としては、夏の戦いを見据えたら、大黒柱の前 佑囲斗君に続く投手の育成もテーマとなって来るであろう。

 その津田学園の初戦は昨秋ベスト4の海星とベスト8のとの勝者となる。海星では小柄ながら川瀬 翔理君が注目されている。実現すれば前川 夏輝君、石川 史門君らの津田学園打線との対決は楽しみだ。

 津田学園が勝てばベスト8で挑むのはシードの近大高専が有力だ。しかし、昨夏悲願の甲子園出場を果たした白山もいる。

 準決勝は津商白子のゾーンの勝者と対戦することになるが、津商は中勢地区で圧倒的強さを示して進出してきた。白子は鈴亀地区で実力校の鈴鹿に勝って1位校となった。初戦は、津西皇學館の勝者と当るので、気が抜けない。

 反対ゾーンでは宇治山田商三重菰野がシード校となっているが、菰野にはストレートが150キロ超とも言われている岡林 勇希君がいる。プロのスカウト陣からも注目されている逸材だ。



菰野・岡林勇希

 昨秋は県大会優勝で東海大会に進出したが、初戦で中京大中京にサヨナラ負けを喫している。岡林君は、やや制球が定まらないところもあるが、逆にそれが魅力でもある。打っても4番を任される可能性が高い。やはり、一番の注目選手であることは間違いない。

 菰野が準決勝に進出すれば宇治山田商三重いなべ総合鈴鹿と集まった中から勝ち上がってきたところと対戦することとなる。

 近年では、県内の最大のライバルとも言われているいなべ総合菰野の対決になる可能性もあろうが、昨秋のいなべ総合三重に初戦でサヨナラ負け。例年ほどのしたたかさと勝負強さがもう一つ見られないと言われていたが、果たして尾崎英也監督が一冬越えてどこまで鍛え上げてきているかも注目したい。

 三重山下 遊聖君と松井健士君という左右の2本柱がおり、投手陣は安定している。打線は一発もある土井拓海君と伊藤 陸君が軸で力強い。菰野の岡林君との対決が実現したら見どころとなる。三重としては、今春は地元松阪がメイン会場となるだけに、上位に進出したいところである。

 宇治山田商は、このところはやや上位から遠ざかっている感もある。それでも今春の南勢地区予選では伊勢を大差で下して1位校となっている。地元で人気の伝統校だけに地域の期待も大きい。

(文=手束 仁

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石川 史門(津田学園) 【選手名鑑】
伊藤 陸(三重) 【選手名鑑】
伊藤 陸(北照) 【選手名鑑】
岡林 勇希(菰野) 【選手名鑑】
川瀬 翔理(海星) 【選手名鑑】
前 佑囲斗(津田学園) 【選手名鑑】
前川 夏輝(津田学園) 【選手名鑑】
山下 遊聖(三重) 【選手名鑑】
青山 【高校別データ】
暁 【高校別データ】
明野 【高校別データ】
飯南 【高校別データ】
伊勢 【高校別データ】
いなべ総合 【高校別データ】
上野 【高校別データ】
宇治山田 【高校別データ】
宇治山田商 【高校別データ】
大網・暁星国際連合チーム 【高校別データ】
海星 【高校別データ】
海星 【高校別データ】
川越 【高校別データ】
神戸 【高校別データ】
近大高専 【高校別データ】
皇學館 【高校別データ】
菰野 【高校別データ】
桜丘 【高校別データ】
白子 【高校別データ】
水産 【高校別データ】
鈴鹿 【高校別データ】
高田 【高校別データ】
津 【高校別データ】
津商 【高校別データ】
津田学園 【高校別データ】
津西 【高校別データ】
鳥羽 【高校別データ】
白山 【高校別データ】
三重 【高校別データ】
三重 【高校別データ】
四日市 【高校別データ】

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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