第823回 秋季香川県大会総括 着実に実を結ぶ「オール香川」強化・振興策2018年12月03日

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【目次】
[1]ベスト4勢と有力校の差は「紙一重」
[2]「モチベーションを与え続ける」強化・振興策

 優勝・高松商(2年ぶり27度目の優勝)、準優勝・志度、3位・英明、4位・藤井学園寒川で決着した「平成30年度秋季四国地区高等学校野球香川県大会」。37試合中・2点差以内が11試合。ベスト4の4校中、英明を除く3校も2点差以内ゲームを経験するなど、実力伯仲を象徴する大会となった。
 今回は11月に報徳学園(兵庫)を招き開催された「県高野連招待試合」や尽誠学園高松商を決勝戦で下し優勝した「県1年生大会」。さらに拮抗を生み出してる事業なども交え、「香川県高校野球の2018年秋」を総括していきたい。

ベスト4勢と有力校の差は「紙一重」



優勝した高松商のエース・香川 卓摩

 四国大会を含めても3本の指に入る好勝負だった3回戦・高松商対三本松。2回戦の藤井学園寒川津田(10対7)や、準々決勝・志度大手前高松(9対7)は終盤に壮絶な打撃戦へ。英明も準々決勝の尽誠学園戦(6対1)は中盤まで1点を争う展開。秋の香川県大会は「紙一重」が勝敗を分けた。

 実際、秋季四国大会を制した高松商の長尾 健司監督や選手たちは異口同音にこう言っている。「三本松戦と(準決勝・7対2で勝った)英明戦で勝てたことが大きかった」。このことからも、ベスト4勢と実力校との差はわずかだったことがうかがえる。

 その他にも1番の前川 遼太(2年・中堅手)、3番の内山 翔斗(2年主将・遊撃手)、エースの宮脇 大治(2年)など小兵ながら堅実な選手がそろい、3回戦で大手前高松に1対2と奮闘した高松西や、「四国発」でも取り上げたように走力と個々の特性を発揮して初のベスト8入りを果たした小豆島中央など、春以降に向かって楽しみなチームも多かった。

 このように活発化が顕著な香川県高校野球。その一因には「オール香川」、県をあげての強化・振興策がある。

【次のページ】  「モチベーションを与え続ける」強化・振興策

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英明 【高校別データ】
三本松 【高校別データ】
志度 【高校別データ】
小豆島中央 【高校別データ】
藤井学園寒川 【高校別データ】
高松商 【高校別データ】

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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