第805回 2強時代の到来か?秋季和歌山大会を振り返る2018年10月30日

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【目次】
[1]近畿大会に出た3校の実力値
[2]3校を追随する実力校

 秋季和歌山大会は智辯和歌山が2年連続15回目の優勝。新人戦では準決勝で敗れ、二次予選でも苦戦する場面があったが、終わってみれば絶対王者がこの秋も力を見せつけた。

近畿大会に出た3校の実力値


近畿大会に進んだ3校

 優勝した智辯和歌山は新人戦の準決勝で南部に完封負けを喫したが、2次予選では自慢の打線が火を噴いた。準々決勝では桐蔭に5回コールドで勝利すると、準決勝では南部に10対3の8回コールドでリベンジ。

 決勝の市立和歌山戦では6点差を逆転して頂点を掴んだ。甲子園経験者である細川 凌平(1年)、西川 晋太郎(2年)、黒川 史陽(2年)、東妻 純平(2年)、根来 塁(2年)の5人が1番から5番を構成する打線は全国でも上位レベル。下位打線にも久保 亮弥(2年)や綾原創太(1年)が随所でいい働きを見せ、厚みが増した。投手陣の底上げができれば全国制覇も見えてくるはずだ。

 市立和歌山は新人戦こそ初戦で敗れたが、一次予選、二次予選と春、夏準優勝の力を発揮した。技巧派左腕の岩本 真之介(1年)を中心に夏に準決勝までの5試合を3失点と高いディフェンス力を披露。

 打撃陣も抜群のミート力を誇る1番の山野 雄也(2年)や攻守でレベルの高い3番遊撃手の緒方 隆之介(2年)を中心にバットがよく振れていた。決勝では智辯和歌山に6点差を逆転されたが、それは岩本を温存した結果によるもの。総力戦でぶつかれば智辯和歌山を倒すことも不可能ではないだろう。

 新人戦を制した南部は3位で14年ぶりの近畿大会出場権を勝ち取った。先制点を奪われることが多かったが、切れ目のない打線を武器に逆転勝ちの連続で快進撃を続けた。新人戦の準決勝では鎌倉 海斗(2年)、鎌倉航太(2年)の双子バッテリーが智辯和歌山を完封するなど守備面でもレベルの高さを見せつけた。古豪復活を印象づける秋となったのではないだろうか。

【次のページ】 3校を追随する実力校

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