第804回 平成30年度(第71回)秋季四国地区高等学校野球大会展望 「2019年センバツ」懸け、激戦の幕開け2018年10月27日

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【目次】
[1]シードの帝京第五・川島に肉薄するノーシード4校
[2]「四国3商」に昨秋全国覇者、センバツ経験者に初陣の6校横一線

シードの帝京第五・川島に肉薄するノーシード4校



秋季愛媛県大会初の優勝を果たした帝京第五
 

 10月27日(土)に香川県高松市のレクザムスタジアムと香川県丸亀市のボールパークレクザム丸亀市で開幕する「平成30年度(第71回)秋季四国地区高等学校野球大会」。今回も例年通り香川・愛媛・徳島・高知4県の大会上位校3校ずつ、計12校が集い、決勝進出で確実視されるセンバツ出場と、昨年は明徳義塾が頂点に立った明治神宮大会出場権を懸けて、27日(土)に1回戦4試合、28日(日)に準々決勝4試合。レクザムスタジアムに会場を一本化しての準決勝2試合は11月3日(土・祝)、決勝戦は10時からレクザムスタジアムにて、計11試合が行われる。

 はたして、頂点に立つのは高知県3位から3連覇を目指す明徳義塾か?高知商徳島商高松商の「四国4商勢」か?それとも帝京第五をはじめ初優勝を目指す5校に、虎視眈々と戦略を整える高知がいる逆ブロックなのか?激戦必至の大会を、今回は出場校全監督のコメントから占っていこう。

 

 まずは愛媛県大会初優勝の帝京第五(2年ぶり7度目の出場)に高知県2位・高知(2年連続33度目の出場)と徳島県3位の富岡西(11年ぶり5度目の出場)の勝者、これも徳島県大会初優勝の川島(4年ぶり4度目の出場)に香川県2位の志度(4年ぶり8度目の出場)と愛媛県3位の松山聖陵(2年連続5度目の出場)が挑む形の1回戦・準々決勝レクザムスタジアムブロックから見ていこう。

 

 まずは8月2日に森木 大智(3年)の最速150キロ到達を見届けた翌日から高知中監督から転じた高知・濵口 佳久監督。「ウチは12番目のチームだと思っている」と殊勝なコメントの一方で「四国大会では毎回やってきたことをバージョンアップしないといけない」と秋季高知県大会準決勝で明徳義塾に競り勝った原動力となった選手個々の技術力を土台にしての戦術駆使継続をにおわせています。「失点をできるだけ抑えて、ロースコアで勝ちたいです」と小川 浩監督が語る富岡西との開幕戦は興味深い一戦になるでしょう。

 

 その2校を待ち受ける形の帝京第五。小林 昭則監督は「戦い方は変えずにあとは相手のDVDを見て対策を練りたい」と、2年前に準優勝を飾り、この県大会でも今治西など強豪撃破の基盤となった「戦術徹底」を明言しています。となれば準々決勝もまた、ベンチワークも含めた一瞬が勝負を分けることは確実である。

 

 志度は「もろい部分もあるが、いやらしいボールを投げる」(新鞍 幸一監督)右サイド・開 貴斗(2年・171センチ62キロ・右投右打・高松市立牟礼中出身)の出来が生命線。「守備と走塁のカバーリングを含めた部分を準備して、粘り強くやっていきたい」(荷川取 秀明監督)松山聖陵の攻撃を序盤にしのげれば、勝利の確率はグンと上がってくる。

 

 この両校は勝てば川島と対戦。「実は徳島県大会も全試合先行逃げ切りで勝ってきた」(山根 浩明監督)必勝パターンをいかに崩せるかが焦点になりそうだ。

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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