第771回 2017~2018シーズン高校野球振り返り(徳島・高知編) 「復活への胎動」徳島県、「戦国時代、序章へ」高知県2018年09月03日

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【目次】
[1]徳島県:鳴門が示した「全国で勝つ」指針
[2]高知県:明徳義塾「1強」からの脱却へ

 第90回記念のセンバツ、第100回記念の選手権と「メモリアルな一年」だった2017~2018年シーズンの高校野球も福井国体のみ。ほとんどの学校は新たな100年への助走に入った。そこで今回は四国地区の4県について、2編に分けてその軌跡と次への提言を紹介したい。
 香川県・愛媛県をお伝えした前編に続き後編は、夏の甲子園で鳴門花咲徳栄(北埼玉)に食い下がった徳島県と、夏に明徳義塾の7季連続甲子園&高知大会9連覇を阻んだ高知商が聖地で2勝をあげた高知県を取り上げる。

徳島県:鳴門が示した「全国で勝つ」指針



鳴門は4季連続の徳島王者となれるか注目だ

 生光学園の補欠校2位に留まったセンバツ以降、春の県大会では準優勝の小松島・ベスト4の城東。総体協賛ブロック大会では板野富岡西が躍進を果たすなど波乱の要素を含んで突入した夏の徳島大会。が、終わってみれば優勝は秋・春に続き第1シードの鳴門が県大会3季完全制覇。

 2回戦では城南、準決勝では富岡西に驚異的な逆転劇を演じつつ、決勝戦ではエース左腕・西野 知輝(2年)が高校通算44発の湯浅 麗斗(3年・左翼手)、同じく31発の山口 留以(3年・捕手)を擁する生光学園を2失点に封じる状況対応力の高さが制し2年ぶり12回目の甲子園切符獲得の原動力となった。

 甲子園でも昨夏甲子園優勝の花咲徳栄(北埼玉)に終盤失点を重ね5対8と県勢2年連続初戦敗退となったが、序盤の集中打と西野の丁寧な投球で7回までは4対2と主導権を握った鳴門。「全国で勝つ」指針を示した夏をスタメン9人中5人が2年生以下だった鳴門はもちろんのこと、他校がいかに分析し自分たちのスタイルに落とし込めるかが、2014年の池田以来遠ざかるセンバツ出場と、3年ぶりの甲子園勝利を勝ち取るポイントになるだろう。

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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