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第762回 侍ジャパンU18代表 野手陣考察 今年はザ・スモールベースボール。オーダーはどう組む?2018年08月26日
【目次】
[1]野手メンバーをおさらい!木製バットの対応状況は?
[2]二遊間争いはし烈!主将経験のある5選手にも注目!
[3]ドットコムが考えるオーダーはこれだ!

左上から時計回りに根尾昴、小園海斗、藤原 恭大、中川卓也、日置航
野手メンバーをおさらい!木製バットの対応状況は?
侍ジャパンU18代表が決まった。投手編に続いて野手を考察したい。野手は木製バットを握って、実力や課題が透けて見えてきた。そんな野手のメンバーについて考察をしていきたい。
【内野手】5名
日置 航 (日大三)
中川 卓也 (大阪桐蔭)
根尾 昂 (大阪桐蔭)
小園 海斗(報徳学園)
奈良間 大己 (常葉大菊川)
【外野手】3名
蛭間 拓哉(浦和学院)
峯 圭汰(創成館)
藤原 恭大(大阪桐蔭)
【打撃面】
今年の中で、クリーンナップとして期待できるのは、藤原 恭大(大阪桐蔭)、野尻 幸輝(木更津総合)、蛭間 拓哉(浦和学院)の3人だろう。この3人は、強いスイングができる上に、動作に無駄がなく、しっかりと対応できるところが強み。藤原、蛭間はここまで二日間の実戦形式では痛烈な安打を連発。野尻は2日目の実戦形式の練習で、左中間に鋭い打球を打って三塁打を記録。今年の代表メンバーでは、最も長打が期待できる3人だ。
また、根尾 昂 (大阪桐蔭)、小園 海斗(報徳学園)の木製バットの対応力はまずまず。根尾はバットスイングは鋭いものの、コンタクト能力がまだ足りない。これは経験値の少なさによるもので、短期間で修正できれば、長打は期待できる。小園はスイング軌道自体は問題なく、2日目の実戦形式の打撃練習では、外角ストレートを打ち返し、レフトの頭を超え、エンタイトルツーベースを記録し、調子を取り戻している。さらに生きたボールをしっかりと打ち返す強さが欲しいところだ。そして練習では代表初ホームランを打ったのが主将の中川 卓也 (大阪桐蔭)が本塁打を記録。甘く入ったストレートをスタンドインする打撃技術の高さはチーム内でもトップレベル。さらに調子を上げていけるか。
また、峯 圭汰(創成館)も捉える能力は高く、1つ1つの打球は鋭い。意識が高く、強い打球を打つにはどうすればいいか研究することができる選手だ。
そのほかの選手は木製バットの対応に苦しんでいる様子。ドアスイングになっている選手もいたり、下半身の回転が足りない選手も多く、いわゆる手打ちになっている選手が多い。これは普段の打撃練習で打撃フォームを固めていくしかない。
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- 副編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
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- ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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