第750回 【5日目見所】横浜が登場!一番の注目は創成館vs創志学園の好投手対決!!2018年08月09日

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西純矢(創志学園)

 8月9日、第100回全国高等学校野球選手権記念大会5日目。今年は名門・横浜が登場する。5日目4試合の見どころを紹介したい。

第1試合 横浜(南神奈川)vs愛知産大三河(東愛知)

 横浜は投打のタレント力では全国トップクラス。大阪桐蔭に並ぶ横綱チームだ。エース・板川 佳矢が試合を作れるか。春季大会まで完投勝利が多かった板川だが、夏の大会で相手打者のレベルも上がり、常に全力を出し、6回前後でボールの勢いが落ちている。完投ができるような、ペース配分ができると理想。ただ劣勢になったときは150キロを超えるストレートを投げ込む左腕・及川 雅貴の投入も想定しておきたい。打線は南神奈川大会でも大当たりだった万波中正が甲子園でも当たりを見せてくれるだろうか。

 対する愛知産大三河は右サイドの技巧派・松原 紘介がどこまで横浜打線を交わすピッチングができるか。打線では投手も兼ねる4番・上田 希由翔は東愛知大会で打率.565を記録しており、横浜投手陣相手にも実力を発揮できるか、注目したい。

第2試合 花巻東(岩手)vs下関国際(山口)

 選抜8強の花巻東が登場、春に比べて守備に磨きがかかり、6試合で4失策。また打線はスラッガーはいなくてもどこからでも点が奪える打線で、これまでエースとして活躍していた技巧派左腕・田中 大樹が打率.525、2番・菅野 豪琉などパンチ力ある打者が揃っており、岩手大会の決勝では9回表から逆転勝利しているだけに対戦して厄介なチームである。投手陣では岩手大会で登板した5人がベンチ入り。主にリリーフ・先発として28イニングを投げて伊藤翼がエースとして昇格した。突出とした実力はなくても継投策でしのいでいきたい。

 対する下関国際は3季連続の甲子園出場。いまだ甲子園勝利はないが、これまでの経験値を生かして、投打ともに成長。エース・鶴田 克樹は最速147キロのストレートと130キロ台の高速スライダーを武器にする右の本格派。球質が重く、簡単に長打を許さないチーム。鶴田は打っても、打率.524、2本塁打、13打点と結果を残しており、11安打中、9本が長打と投打のキーマンとして甲子園でも実力を発揮したい。また、山口大会では2失策と守備も安定しており、坂原監督野元、広いグラウンドに対応できる連携プレーなどを磨いてきた。

 どちらも大舞台を経験して、チームとして成熟度が増している。終盤まで競り合いが期待できそうだ。

第3試合 創成館(長崎)vs創志学園(岡山)

1回戦屈指の好カード。創成館は選抜8強の原動力となった投手陣がキーマン。エース・川原 陸は23.1回を投げて2失点の好投を見せた。この甲子園でも好投を見せることができるか。打線はチーム打率.288だが、長崎大会では140キロを超える投手を攻略して勝ち上がってきた。それだけに速い投手への対応には自信を持っている。

 対する創成館西 純矢は岡山大会決勝戦で最速150キロを計測。切れのあるスライダーの精度は素晴らしく、28イニングで33奪三振と投球回以上の奪三振を記録した。打線は5本塁打の金山 昌平がキーマン。いかにして金山の前に走者を出すことができるか。

 好投手同士の対決。緊迫とした試合展開が予想される。打撃力で上回る創志学園が個の強さを発揮するか、それとも創成館が甲子園の舞台で見せてきた土壇場の強さを見せるか。両チームの打撃力、投手力を勘案して、4点勝負が予想される。

第4試合 興南(沖縄)vs土浦日大(茨城)

 興南は2年生左腕・宮城 大弥は、インステップ気味から140キロ前後のストレート、キレのあるスライダーで勝負。1年生に続き、今年も好投を見せた。また、速球派・仲松 青竜、左腕・藤木 琉悠と好投手を揃える。打線は1番・根路銘 太希を中心にミート力が高い打者が多く、一気に畳みかけていきたい。

 対する土浦日大は今年の茨城で優勝候補として見られていた明秀学園日立霞ヶ浦常総学院の3チームを破った。しかもこの3チームは、140キロを超える投手を擁する3チーム。好投手を攻略する打線のキーマンは1番打者ながら3本塁打を放った鈴木健太、4番・小澤 礼嗣、スラッガー・井上 莞嗣と巧打者が揃う。また、エースの富田 卓は、140キロ近い速球に加え、120キロ後半のチェンジアップが強力。

 両チームの投手陣が持ち味を発揮すれば、ロースコアの試合が期待できそうだが、どちちの打線が火を噴くのか。1イニング1イニングが見逃せない。

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河嶋宗一
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  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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