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第712回 乙訓や龍谷大平安など注目校が目白押し!京都大会を制するのは?2018年07月05日
【目次】
[1]選抜出場の乙訓、甲子園通算100勝目指す龍谷大平安が優勝候補筆頭か
[2]好野手揃う京都翔英、公立の名門北嵯峨、鳥羽も見逃せない!
選抜出場の乙訓、甲子園通算100勝目指す龍谷大平安が優勝候補筆頭か

選抜に出場した乙訓
6月23日に京都大会の組み合わせ抽選会が行われた。75チームの参加が決まり、7月7日に開幕する。
優勝候補の本命はセンバツで1勝し、秋、春の府大会を制した乙訓だ。富山 太樹(3年)と川畑 大地(3年)の投手2枚看板に加えて長谷川 諒(3年)の台頭もあり、投手陣は充実。打撃陣も突出した選手はいないが、リードオフマンの大上 翔也(3年)を筆頭に切れ目のない打線を構築している。
戦力充実の乙訓だが、乙訓が入ったBゾーンは混戦が予想され、勝ち上がるのは簡単ではなさそうだ。初戦で対戦する京都両洋は春に鳥羽を倒している難敵。昨夏代表の京都成章も同じゾーンに入っており、順当に行けば3回戦で対戦する。序盤から気の抜けない戦いが続くが、取りこぼさずに勝ち進むことができるだろうか。
乙訓の最大のライバルになりそうなのが隣のAゾーンに入った龍谷大平安だ。最速140㎞超えの島田 直哉(3年)と小寺 智也(3年)に近畿屈指のスラッガーである松田 憲之朗(3年)などタレントが豊富。秋、春と8強止まりだが、戦力では間違いなく優勝候補だ。乙訓とは順当に行けば準々決勝でぶつかるが、直接対決は実現するだろうか。
Cゾーンはシード校の東山が優位に立ちそうだ。豊富な投手陣をリードする主将の大杉 渉太(3年)は打撃でもチームの中心。攻守ともに高いレベルで安定した好チームで16年ぶりの甲子園出場を狙う。対抗勢力として挙げられるのは昨夏8強の京都北陵だ。投打の柱である相生温大(3年)を中心にまとまりがある。
Dゾーンは北部の有力校が揃った。シード校の福知山成美はプロ志望の遊撃手・藤田 希和(3年)に注目。福知山成美と春に接戦を演じた宮津は本格派右腕の荒木智也が好投手として注目されている。宮津と初戦で対戦する昨夏4強の綾部は昨年から主力の材木琢朗(3年)を中心に昨年以上の躍進を狙う。あやべ球場で行われるこのカードは北部の有力校対決として白熱すること間違いなしだ。
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