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第706回 好カード続出!?1つも気が抜けない今年の西東京を抜け出すのは?2018年06月29日
【目次】
[1]早実、早大学院、八王子、佼成学園が4回戦までに激突
[2]王者・日大三に挑む西東京の強豪たち
早実、早大学院、八王子、佼成学園が4回戦までに激突

早稲田実業と東海大菅生
組み合わせが決まると、驚きの結果が待っていた。
春季大会ベスト4の早稲田実業は、トーナメント表の左下にシードされたが、初戦の対戦が有力なのが、早大学院になった。昨夏も経験している佐竹 洋政投手を擁し、同じ早稲田大系として早稲田実業に強い対抗意識を持つ早大学院は、初戦としては楽な相手ではない。
この試合に勝つと、八王子と佼成学園の勝者との対戦になる。ともにノーシードながら、越村 周、高橋 優介、初鹿野 滉平など昨夏の経験者を多く残す2年前の優勝校・八王子は、攻撃の層が厚い。佼成学園は秋季都大会の準優勝チームで、左の中村 陸人、右の青木 翼を中心に攻守のバランスが良く、優勝候補にも挙げられる。
早稲田実業は雪山 幹太を中心に投手陣は充実しており、清宮 幸太郎(現日本ハム)がいた昨年ほどのスケール感はないものの、野村 大樹を中心に打線に切れ目がなく、安定感ではむしろ昨年を上回る。
早稲田実業にノーシードの強豪3校が集まったこのブロックは、異例の激戦区だ。
勝者は順当なら、5回戦は勝利するだろうが、準々決勝で対戦する可能性が高いのは、昨年優勝の東海大菅生だ。
東海大菅生は強打の片山 昂星に、守備に走塁に忍者のような素早い動きをみせる田中 幹也とタレントが揃っている。早稲田実業と対戦すれば、昨年の決勝戦の再現となる。ただし東海大菅生は、5回戦で順当なら日大二と桜美林の勝者と対戦しなければならない。
その東海大菅生にも激しい競争を勝ち抜いて抜擢された1年生の杉崎 成がいる。杉崎は愛知西リトルシニアから評判だったスラッガー。中学では通算27本塁打を記録し、早くも4番打者として期待されている。
桜美林は秋季都大会で、久富 大輔、小池 礼亜のリレーで二松学舎大附を破るなど、守りが充実している。桜美林は、初戦で秋8強の明星との対戦が予想される。明星は石井 南果投手が成長。坂本 凌太郎を中心とした打線には粘りがあり、初戦の相手としては手強い。
東海大菅生は日大二とこの春対戦したのをはじめ、夏は3年連続で対戦し、いずれも東海大菅生が勝っているものの苦戦しており、この夏も対戦すれば、因縁の対決となる。
気になる試合をテレビの前で観戦しよう!
【東京ベイネットワーク 夏の高校野球生中継 特設サイト】
西東京大会の準々決勝はケーブルテレビで生中継される。放送スケジュールなど詳しい内容はこちら
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