第710回 侍ジャパンU-18代表 一次候補30名を徹底考察!【野手編】2018年06月26日

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【目次】
[1]勝てる捕手2人を選出 ただ打力に不安
[2]内野手はこれ以上ない精鋭11名が集結
[3]外野手3名も精鋭 このままいくか、東海大相模の森下がどこまでアピールできるか?

内野手はこれ以上ない精鋭11名が集結



一次候補入りをした浜田、日置、根尾、野村選手
【内野手】11名

野村 佑希花咲徳栄)3年 185/90 右右
日置 航日大三)3年 176/78 右右
小松 勇輝東海大相模)3年 172/67 右左
林 晃汰智辯和歌山)3年 181/88 右左
太田 椋天理)3年 181/70 右右
中川 卓也 (大阪桐蔭)3年 175/78 右左
根尾 昂 (大阪桐蔭)3年 177/78 右左
山田 健太大阪桐蔭)3年 183/83 右右
小園 海斗報徳学園)3年 178/79 右左
浜田 太貴 (明豊)3年 176/76 右右
小幡 竜平 (延岡学園)3年 180/73 右左

 野村 佑希花咲徳栄)は、高校通算60本に迫るスラッガー。昨年に比べてファーストストライクを捉える技術が高まり、怖い打者となった。強肩が光る三塁守備も必見。投手としても140キロ後半の速球を武器にする投手でもあり、ショートリリーフとしても期待できる。

 日置 航日大三)は一発を秘めた長打力、ここぞという場面で打てる勝負強さ、安定性のあるスローイングが持ち味のショートストップ。日置の魅力は気配りができるところで、ポイントとなる場面の投手に対しての気遣いが素晴らしい選手。今年は能力が高い遊撃手が多いが、精神的なムラが少なく、代表選手にいれば頼もしい選手である。夏へ向けて攻守両面でさらなるレベルアップを期待したい。

 小松 勇輝東海大相模)は東海大相模のアグレッシブベースボールを体現した遊撃手。一発と巧打を兼ね備えた打撃力、シングルヒットでも外野手のもたつきを見れば二塁へ駆け込む走塁意欲の高さと、ロースコアが予想される国際大会で、小松のような選手はとてもありがたい存在。課題を挙げるとすれば守備面。スローイング技術を高め、攻守で隙が無い選手となってほしい。

 林 晃汰智辯和歌山)は高校通算40本塁打を超える長打力、強肩を売りとしたサード。アクションが大きい打撃フォームもだんだん無駄がなくなり、確実性が増してきた。選抜では思うような打撃ができなかっただけに本領発揮なるか。

 太田 椋天理)はスピーディな動きが光る大型遊撃手。特に守備力については、今年の高校生遊撃手の中でもトップレベルのものがある。一発を秘めた打撃も本格化しつつある。ライバル・智辯学園を追う存在として、攻守ともにハイパフォーマンスを発揮できるか。

 中川 卓也 (大阪桐蔭)は連覇を狙う大阪桐蔭の主将。隙を作らせないチーム作りを行う中川のキャプテンシーの高さは、即席でチームを作らなければならない代表チームにおいてありがたい存在。勝負所で結果を残す勝負強さや、完成度の高い打撃技術、必死さが見える三塁守備が光る。中川は昨冬、大阪府選抜として台湾に遠征。木製バットを使い、20打数9安打を記録しているのも見逃せない。

 根尾 昂 (大阪桐蔭)は投げては140キロ後半の速球、打っては高校通算24本塁打の長打力と、野球選手としての能力の高さはトップレベル。このまま夏でも活躍すれば選出される可能性は高い逸材だが、起用法が試される選手だといえる。

 山田 健太大阪桐蔭)は近年の代表チームと比較しても最もスケールを兼ね備えた二塁手ではないだろうか。高校通算21本塁打の長打力、183センチの大型にしては身軽な二塁守備は見どころがある。さらに一塁・三塁も守ることもできる。今までにないタイプだけに夏まで文句なしの活躍を見せたいところだ。

 小園 海斗報徳学園)は昨年、2年生ながら世界大会を経験したことが大きなアドバンテージとなっており、体が大きくなり長打力が増し、得意の一歩目が速い遊撃守備も健在。今年はショートストップのレベルが高いが、国際大会の経験の豊富さを考えれば小園が選出される可能性は高い。夏ではどんな活躍を見せるだろうか。

 浜田 太貴 (明豊)は高校通算45本塁打を記録した長打力だけではなく、初対戦の140キロ台の直球を投げる投手に対しても難なく対応してしまう対応力の高さが魅力。普段から木製バットで練習をしており、金属バットと変わらないぐらいの打撃を見せるという。ただ内野を守る機会が少なくほとんどが外野。それでも、濱田の打撃は世界でも通用するだけの技術は持っている。

 小幡 竜平 (延岡学園)は、左右関係なく安打を記録できる打撃技術の高さ、グラブ捌きと強肩を売りとした遊撃守備と攻守ともに完成度が高い選手だ。精神的にムラがない選手だが、もっとがむしゃらさを見せてほしい。そういうところが出れば、突き抜けた活躍を見せることができる選手ではないだろうか。

 今年は遊撃・三塁を中心に逸材が集まるが、国際大会で戦うことを考えると、今回候補になった11人を脅かす総合力を持った内野手は全国でもなかなかいないが、春季東北大会で3本塁打を打って話題となった杉澤 龍東北)は攻守ともに優れたショートストップ。一発を秘めた長打力と広角に打ち分ける打撃力と軽快な二塁守備が光る齊藤 大輝、高校通算40本塁打を超える髙山 遼太郎健大高崎)は、三塁を守れる中川、林、山田、野村佑よりも三塁守備が上手く、スローイングが強い。

 例年、内野手の枠は5名~6名。かなり激しい争いとなりそうだ。

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