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[1]2年連続優勝を目指す第2シードの興南
[2] 好カード!コザvs中部商

2年連続優勝を目指す第2シードの興南


 2年連続優勝を目指す第2シードの興南。昨年一躍ヒーローとなった宮城 大弥だが、春は本来の姿から程遠かった。その分、最上級生となった左腕藤木 琉悠、右腕仲松 青竜と左右の3年生が躍動。藤木は、5月末に行われた招待試合で秋の王者明徳義塾を相手に完封した。打では2年生根路銘 太希の復活が大きい。右に左にヒットを量産できる根路銘に負けじと主将仲村 匠平の打棒も上がってきた。そして3番に座る勝連 大稀は、同級生の根路銘に劣らないバットコントロールと長打力も合わせ持つ。この上位打線は他校の脅威の的となる。対する豊見城南は春、実力校である沖縄工を苦しめた。昨年のチームから中軸を担い、沖縄工業戦で3ランホームランを放った4番金城涼斗が興南投手陣を捉えると面白い。

  

 昨年の夏に続く2年連続の顔合わせとなったのが美里工業と八重山美里工業は春、興南の前に自分たちの野球が出来ず完敗したが、中部地区高校野球選手権大会(本島中部勢で争うトーナメント)で見事優勝。その直後、KBC学園未来沖縄を招くチャレンジマッチで7対0の大勝を収めた。剛腕野末琉斗、技巧派左腕花城絃人ら選手たちは自信を漲らせている。対する八重山は球速がアップして好投手となった川原 光の投球に注目。春、宜野湾の國仲から2安打1打点をマークしたトップの西表大夢が美里工業投手陣を切り崩し、あとに繋げていきたい。

  

 この年代の沖縄BIG3の一人として名前が挙がる宜野湾國仲 祐太。春、八重山戦で14奪三振の快投を見せると普天間戦では4回から登板し9奪三振。ケガ上がりの本調子ではない中、奪三振率は11.67を数えた。南風原はやや厳しいか。

  

 浦添商業は春、首里との初戦でシーソーゲームを演じた。サヨナラ負けを喫したものの、エース黒木優斗が9奪三振の力投を見せた。打線も首里戦で2安打の前原寿信や3安打をマークした上間拓斗の3・4番コンビを中心とする。逆転の浦商復活なるか。首里東は春、八重山商工戦で先発した長身島袋賢斗の右腕に託す。2回以降、長打を打たれるも後続を斬り立ち直っただけに、その能力を初回から見せたい。

  

 那覇国際は春、4イニングを投げ1安打無失点と好投した2年生崎浜智也をどこで使うのか注目。名護商工は4番でエースの2年生仲田響の出来がカギを握る。

  

 秋の2回戦で対戦した名護那覇。そのときは1点差で那覇が勝利を収めている。名護打線は秋の那覇との戦いでも10安打、春の与勝戦で12安打を放った打線が魅力。与勝戦3安打2打点の宮城尚利をトップに置くのかそれとも3番辺りに配置するのか。本業のピッチングではいいところを見せられなかったものの、打撃力もある185cmの長身吉元貴志も注目だ。那覇は秋、強打の名護打線を7回1失点と抑えた外間敦喜がキーマン。打線でもクリーンアップを担う外間がリベンジに燃える相手を返り討ちにして波に乗りたいところだ。

  

 春、北谷に敗れたものの、6得点を奪った北部農林。選手宣誓のクジを引いた主将岸本宗太が打線でも1番でチームをけん引する。対する開邦は春、向陽に大敗したものの6回まで0対4と試合を作り続けた。粘りの野球で5年振りの夏の勝利を目指したい。

  

 秋、小禄から4点を奪い、読谷から3点をもぎとった昭薬大附属を春の1回戦で破った陽明。僅か2安打に抑え、12奪三振をマークした新里將太のピッチングで2年振りの初戦突破と34年振りの夏ベスト16は十分可能だ。辺士名は苦しい戦いだろうが、ピッチャーで1番打者も務める知花泉の奮闘に期待したい。