第669回 2019年のドラフト候補が多数浮上!きらりと光る活躍を見せた2年生の逸材をピックアップ!2018年05月30日

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【目次】
[1]来年期待の速球派右腕たち
[2]すでに来年のドラフト候補として意識できる常総学院の両主砲



左から根本太一(木更津総合) 前田聖矢(日大三) 及川雅貴(横浜) 斉藤勇人(常総学院)

 健大高崎の優勝で幕が閉じた春季関東大会。高校生は最初の冬を乗り越えると、逞しさを身に着けるが、この大会でも多くの選手が成長を見せ、来年のドラフト候補が多く浮上する大会となった。

来年期待の速球派右腕たち

 まず高校野球ドットコムの計測で140キロ以上を計測した2年生投手は以下の通り。
145キロ 廣澤 優日大三
142キロ 根本 太一木更津総合
142キロ 飯塚 脩人習志野
140キロ 久保田悠斗(健大高崎
140キロ 岩崎 海斗花咲徳栄
140キロ 遠藤 成(東海大相模
 この大会で評価を高めたのは廣澤だろう。189センチから振り下ろすストレートには独特の角度があり、リリーフ時に投げ込むストレートは簡単に前に飛ばさせない勢いがある。先発では力配分を意識しているためか、常時130キロ後半がほとんどなので、いずれはリリーフ時で投げる140キロ中盤~145キロのストレートを先発で投げられるようになってほしい。その時、ストレートの最速は150キロ近くまで到達していることだろう。また、スライダーや打者の手元で大きく落ちるチェンジアップの精度も非常に高いのが特徴だ。

 140キロ後半の速球を投げる投手として評判だった根本 太一健大高崎戦で7回途中まで力投を見せた。先発ながら1イニングに3、4球は140キロ台を計測しており、回転数も高く、質の高さが光った。まだ変化球の精度、制球力が課題だが、これからの2年間でしっかりと高めることを期待したい。

  県大会から140キロ台の速球を投げこんでいた飯塚は、日大三戦でも最速142キロを計測。また一定以上の制球力があり、120キロ台のスライダーの精度も高く、高校2年生としてレベルが高い投手といえる。夏へ向けて変化球の精度も、速球のコントロールを1つずつ高めていきたい。

 関東大会優勝の健大高崎は野手のレベルの高さが光ったが、投手にも逸材がいる。それが準決勝、決勝で好リリーフを見せた久保田悠斗だ。165センチと小柄ながら、気合満点で投げ込むストレートは威力があり、球速表示以上に勢いがある。健大高崎は継投制を敷いているので、先発完投する機会は少ないが、与えられたイニングでは、無失点に抑えられる安定感と投球術を身に付けてほしい。

 岩崎は2試合でリリーフ登板。岩崎の良さは上半身、下半身の動きが連動した投球フォーム。ストレートは140キロ前後ながらボールの質が良く、125キロ前後のスライダーの精度の高さも魅力的で、同タイプだと花咲徳栄の綱脇彗(東北福祉大)を思い出すが、その綱脇より上の逸材だといえる。関東大会では強豪と対戦した経験をどう生かすか注目していきたい。

 遠藤は縦振りのフォームから繰り出す常時130キロ後半の速球が持ち味の本格派。ただ一本調子で、常総学院戦では140キロのストレートをレフトスタンドに叩き込まれた。夏へ向けて投球術を磨き、速球派投手として活躍を見せたい。

 最後に現役高校生最速左腕・及川 雅貴(横浜)に触れたい。木更津総合戦で登板した及川は、5.2回を投げて150キロを計測したストレートを軸に9三振を奪う一方で、終盤に捕まり6失点を喫した。まだイニングごとにムラがあるのが課題だろう。この関東大会では150キロを投げられた収穫とスタミナ不足の課題を得た。夏までどんな成長を見せてくれるのか、楽しみにしたい。

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  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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