目次

[1]明豊は投打でタレント揃い 未来沖縄は二刀流・宜保翔に期待
[2]伊万里の梶山、八幡の山上など好野手が揃う
[3]初戦敗退もきらりと光る活躍を見せた逸材

 今年の春季九州地区大会は九州国際附が優勝を収めた。高校野球ドットコムでは6試合のレポートを配信したが、各校に逸材が多く、改めて九州地区のレベルの高さを実感した。今回のコラムでは注目選手をピックアップし、そして、レポートで取り上げることができなかった逸材を紹介したい。

【配信したレポート一覧】
1回戦:未来沖縄vsれいめい
1回戦:創成館vs文徳
1回戦:明豊vs聖心ウルスラ
1回戦:樟南vs延岡学園
準々決勝:未来沖縄vs八幡
準々決勝:明豊vs伊万里

明豊は投打でタレント揃い 未来沖縄は二刀流・宜保翔に期待


 明豊は投打ともにタレント揃い。高校通算37本塁打のスラッガー・濱田 太貴(3年)は大会を通して活躍を見せ、スカウトの評価を大きく上げた。

 初戦では聖心ウルスラの145キロ右腕・戸郷 翔征(3年)から2安打。準々決勝の伊万里戦では先制タイムリー。準決勝の東筑戦でも本塁打を放った。本人は「投手に投げる球がないと思わせる活躍を見せたい」と語ったが、その言葉通りの活躍を見せた。また今大会ではライト・レフトを守ったが、そこで強肩を披露し、守備力の向上も見せつけた。また、主将の菅大和(3年)は準々決勝の伊万里戦では9回二死から同点となる適時二塁打、準決勝の東筑戦でも本塁打を打つ活躍を見せた。2年生ショートの野邊 優汰(2年)は軽快な守備を披露。準々決勝の伊万里戦でもサヨナラ打を打つなど打撃面の存在感を示した。

 初戦で2番を打ち、準々決勝の伊万里戦では4番を打った伊谷 幸輝(3年)も球際の強さと強肩を兼ね備えた三塁守備、140キロ台の速球に対応できる巧打が光るプレイヤーだ。

 投手陣では、最速142キロを計測した右腕・寺迫 涼生(2年)、躍動感あふれる投球フォームから130キロ後半の速球を投げる本格派右腕・大畑 蓮(2年)も将来性抜群だ。

 初出場ながらベスト4の未来沖縄は二刀流・宜保 翔(3年)が活躍を見せた。最速143キロのストレートとスライダーを器用に投げ分け打たせて取る投球に徹し、登板3試合でしっかりとゲームメイク。だが、本人は本職が遊撃手と語るように、野手のほうが魅力がある。

 守っては遠投117メートルの強肩と軽快なフットワークを生かした遊撃守備、また塁間自己最速3.7秒を誇る俊足、広角に打ち分けるバットコントロールが光る。九州大会では、投手としての起用が目立ったが、やはり初の夏の甲子園出場へ、宜保以外の投手の台頭が課題で、どれだけ野手として専念にできるかにかかっている。