第652回 「100回大会四国勢逆襲の夜明け」 春の土佐路対決は見どころ一杯!2018年05月03日

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【目次】
[1]春野会場は2試合ともに接戦必至か
[2]明徳義塾vs松山聖陵の「名勝負数え歌」再び


3日開幕の春季四国大会のポイントとは?
 

 毎年四国のゴールデンウィークを彩る「春季四国地区高等学校野球大会」。1948年の初開催から71回目を迎える今大会も5月3日(木・祝)・4日(金・祝)・5日(土・祝)の3日間、高知県立春野運動公園野球場高知市営球場(1回戦・3日のみ使用)の2会場に各県2校ずつ計8校が集い、四国勢出場4校で1勝4敗に終わったセンバツからの逆襲を期した7試合の熱戦が繰り広げられる。
 今回は大会前日の5月2日(水)高知県高知市の高知サンライズホテルで行われた組み合わせ抽選会を踏まえ、1回戦を中心に最新情報と各校主将のコメントも踏まえた大会展望をお送りしたい。

春野会場は2試合ともに接戦必至か



抽選会の様子

5月3日(木・祝)
1回戦 春野総合運動公園野球場
10:00 英明(香川県2位校・2年連続3回目)vs聖カタリナ学園(愛媛県1位校・初出場)
12:30 高知商(高知県2位校・5年ぶり28回目)vs鳴門(徳島県1位校・2年ぶり10回目)

*勝者同士が準決勝第1試合(5月4日(金・祝)10:00・春野総合運動公園野球場)で対戦

 センバツ國學院栃木(栃木)と好勝負を演じた英明は、出場校唯一の初出場となる創部3年目・聖カタリナ学園と対戦する。英明大手前高松との四国代表校決定戦で登板を回避した黒河 竜司(2年・180センチ76キロ・右投右打・高松市立屋島中出身)をはじめ、相次いでいたけが人もここに来てほぼ復帰。特に黒河は練習試合で自己最速の143キロを出すなど好調を堅持。春の愛媛大会では急成長した3番・兵頭 和弥(3年・左翼手・右投右打・176センチ80キロ・松山坊っちゃんボーイズ出身)をはじめ打棒が爆発し、初の愛媛王者に輝いた聖カタリナ学園打線との対決は、非常に楽しみである。

 高知商鳴門の名門対決も興味深い、高知商は春の高知大会で7本塁打・チーム打率.430。同大会で決勝戦の2本塁打含む3本塁打を放ち、高校通算も13本塁打に伸ばした6番・近澤 孝祐(3年・一塁手・177センチ77キロ・左投左打・高知市立愛宕中出身)に代表される上位から下位まで切れ目ない打線は脅威だ。鳴門は練習試合で完封された高知商の最速140キロ右腕・北代 真二郎(3年・180センチ88キロ・右投右打・香美市立鏡野中出身)を攻略し、左腕・西野 和輝(2年・173センチ71キロ・左投左打・鳴門市第一中出身)を軸とした投手陣が踏ん張れれば、接戦以上の結果が期待できる。

 主将コメント

 *英明千原 凌平(3年・一塁手・171センチ82キロ・右投右打・京都木津川リトルシニア<京都>出身)
「(高校通算26号を放った)四国大会順位決定戦後はケガで離脱していましたが、昨日から完全合流しました。聖カタリナ学園とは練習試合で何度も対戦していますが、緊張感のある中で先をみることなく、目の前の1試合を戦いたいです」

 *聖カタリナ学園新保 雄太郎(3年・投手・175センチ78キロ・右投右打・松山中央ボーイズ出身)
「(春の愛媛大会決勝戦での打球直撃は)もうブルペンにも入っていますし、影響はありません。はじめての四国大会ですし、自分たちは一番弱いですが、愛媛県の代表として1つでも多く勝っていきたい。英明の黒河君に対してはセンター方向に低い打球を、泥臭く、しぶとくやっていきたいです」

 *高知商山中 大河(3年・内野手・171センチ73キロ・左投右打・高知市立愛宕中出身)
鳴門との練習試合を2対0で勝てた要因は守備面がしっかりしていたから。この大会でも北代を中心にしっかりしたディフェンスをやっていきたい。エラーでいらない点をやらずに勝ち上がって、決勝戦で明徳義塾と戦ってみたいです」

 *鳴門三浦 光翔(3年・左翼手・167センチ72キロ・右投右打・生光学園中学校ヤング出身)
高知商との練習試合ではチャンスに1本出せず北代君に完封されました。ですので、四国大会ではチャンスでの1本と積極性がポイントになると思います。最少失点に抑えたなかで、1点でも相手より多くとって打ち勝ちたいです」

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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