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第651回 28日開幕の千葉県大会!シード権獲得・関東大会出場をめぐって激戦の予感!2018年04月28日
【目次】
[1]木更津総合、拓大紅陵は初戦から厳しい戦い
[2]好投手擁する中央学院、習志野、八千代松陰の戦いにも注目

左から大谷拓海(中央学院)、古谷拓郎(習志野)、水島 滉陽(拓大紅陵)、野尻幸輝(木更津総合)
4月28日から開幕する春季千葉県大会。今年は見どころが2つある。まずシード権をかけた2回戦で好カードが続出すること。そして今年の関東大会は千葉開催なので、ベスト4進出を決めたチームが関東大会の切符をつかむ。関東大会出場をかけた準々決勝でもビッグカードが続出しそうなのだ。そんな今大会の注目チーム、注目選手を紹介したい。
木更津総合、拓大紅陵は初戦から厳しい戦い
昨秋ベスト8の千葉黎明は館山総合と成東の勝者と対戦。千葉黎明は林 直樹と、千葉県選抜に選ばれた渡部 翔太郎の二枚看板で最少失点で切り抜ける守備型のチームだ。館山総合のエース・相川 亮太はプロのスカウトも注目する大型左腕。地区予選では不調に終わったが、県大会までにしっかりと状態を上げ、前評判通りのピッチングを見せることができるか。同ブロックでは昨秋の県大会で専大松戸を破った千葉学芸も登場する。
昨秋優勝の拓大紅陵は多古と千葉明徳の勝者と対戦となり、どちらも強豪と初戦から厳しい戦いが強いられそう。拓大紅陵は、左の好打者・水島 滉陽、右のスラッガー・鈴木 貫太が中心とした打線の破壊力は県内トップクラス。不安だった投手力を改善できるか注目したい。千葉明徳はエース・宮崎 宏哉が130キロ後半の速球を投げ込む右の本格派。多古は、遊撃手・浅野 晃生を軸とした打線は強力。速球投手の対応力も高く、十分にシード獲得を狙える戦力を持っている。
また、同ブロックで登場する千葉経大附の戦いぶりも見逃せない。
木更津総合も成田と君津商の勝者と対戦と初戦から苦しい戦いになりそう。県内屈指のスラッガーである野尻 幸輝は評判通りの打撃を見せることができるか。前年から経験している峯村 誉範、白井 竜馬の3年生右腕、そして140キロ後半の速球を投げ込む右腕・根本 太一の進化に期待したい。
成田はプロ注目の好捕手・田宮 裕涼がチームを引っ張る。一致団結してシード権を掴み取りたい。同ブロックでは伝統校・銚子商も注目。千葉県選抜を経験している宮内 竜志の進化に期待だ。
昨秋ベスト8の東海大市原望洋は千葉商と安房の勝者と対戦。本格派右腕・早川 史恩がどれだけ進化を遂げているのか、注目をしていきたい。 安房は打力が高い選手をそろえており、 東海大市原望洋相手にも強打を発揮できるか。
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- 副編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
- ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
- ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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