目次

[1]今大会最注目の下関国際
[2]2016年以来の春制覇」を狙う早鞆 と「春連覇」を狙う宇部鴻城

 岩柳、山宇萩、防徳、下関の各地区予選を勝ち抜いた8校で行われる、春季山口県決勝大会。今回は各校の注目選手紹介を交えながら、大会の展望を行いたい。

今大会最注目の下関国際

 今大会最注目と言ってもいい存在が、今春のセンバツに出場した下関国際だ。下関地区大会の初戦の下関工科 戦では、8回までリードを許す苦しい展開となったが、その後の試合では自慢の打力を遺憾なく発揮し、3試合合計28得点。盤石の戦いぶりを見せている。

 センバツで自己最速を更新する145km/hをマークした鶴田 克樹の登板は、下関工科 戦でのリリーフのみ。ここまでは背番号8を背負う2年生左腕・木村 大輝、背番号19の岩本 雄斗の二人が先発のマウンドに登るなど、投手陣の底上げを図っている。昨夏の山口大会でエースナンバーを背負い、秋も登板を重ねた左腕・吉村 英也も控えており、決勝大会での投手起用にも注目だ。

 下関国際に対する徳山は、防徳地区予選3試合を「しぶとい」試合運びで勝ち上がった。地区代表決定戦・徳山商工戦では5回に集中打で5点を奪う逆転勝ち。粘り強い投球でゲームメイクを続けているエース・磯村 飛鷹を中心に後半勝負に持ち込みたいところだ。

 秋準Vの高川学園も仕上がりは良好。昨秋、背番号9ながらエース級の活躍を見せ、県大会準優勝、中国大会1勝に貢献した佐伯 亮太朗は一冬を越えて高めの直球の威力が増した。地区代表を懸けた南陽工との一戦では、自らを援護する一発も放ち、投打で強い存在感を放っている。

 昨秋エースナンバーを背負いながらも、故障の影響で野手に専念した前原健人は、地区大会2回戦・華陵戦で先発完投したものの、6失点。決勝大会に向けてどこまで修正しているかがカギを握りそうだ。

 高川学園との対戦が決まった宇部工は、地区大会で3試合合計19得点と打力が自慢。2試合連続で長打を放った水津 元らを中心に鋭いスイングを見せる打線が、高川学園の投手陣にどんな打撃を見せるか。早いイニングで得点を奪い、流れを掴みたい。