目次
[1]今大会の軸は下関国際
[2]甲子園経験組の活躍にも注目!
[3]初日から初戦屈指の好カードが実現!]
今大会の軸は下関国際
10月27日に開幕する第129回秋季中国大会。各出場校の戦力紹介を交えながら、大会の展望を行いたい。先ず出場校は以下の通り(並びは左から県大会での順位)。
広島:盈進、広島国際学院、瀬戸内、尾道
岡山:岡山学芸館、倉敷商、おかやま山陽
山口:下関国際、高川学園、下関西
島根:開星、石見智翠館、益田東
鳥取:米子松蔭、鳥取城北、鳥取商
今大会の軸となりそうなのが下関国際(山口1位)。エースナンバーを背負う鶴田 克樹をはじめ、主将の浜松 晴天、甲山 達也らレギュラー中7人がスタメンで今夏の甲子園を経験(試合レポート)。鋭く強いスイングを見せる打者が下位までズラリと並ぶ打線は圧巻。経験豊富な充実の戦力で2季連続の聖地へ視界良好だ。
この下関国際と初戦を戦うのが2年連続の秋季中国大会出場となる益田東(島根3位)。旧チームでもレギュラーを務めた遊撃・首藤 舜己を中心にセンターラインが強固。ロースコアの展開に持ち込み、一発長打を狙える稲林 隼人ら攻撃陣の援護を待ちたい。
下関国際と同じく、夏秋連続で県制覇を果たしたのが開星(島根1位)と米子松蔭(鳥取1位)。両校ともに「甲子園経験サウスポー」が健在なのが大きな強みだ。開星は低めに変化球を集める実戦的投球が持ち味の中村 優真、米子松蔭は今夏の甲子園・大阪桐蔭戦(試合レポート)でも落ち着いたマウンド捌きを見せた辰己 晴野が新チームでもエースナンバーを背負う。両投手ともに試合の中での修正能力に長けているのも他校にとって脅威となりそうだ。