第504回 【埼玉展望】今年も各ブロックで激戦!浦和学院、花咲徳栄など有力校の戦力を徹底分析!2017年06月21日

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【目次】
[1]浦和学院のブロックには上尾、埼玉栄、聖望学園がゾロゾロと
[2]花咲徳栄は足りない何かを埋められるのか
[3]山村学園、市立川越の西部地区の強豪も見逃せない

 7月8日から開幕する第99回埼玉大会の組み合わせが、6月20日に決まった。浦和学院花咲徳栄春日部共栄市立川越の4強を中心に有力校が集った。今大会の有力校の戦力、各ブロックの見どころを紹介していきたい。

■トーナメント表

浦和学院のブロックには上尾、埼玉栄、聖望学園がゾロゾロと

佐野涼弥(浦和学院)

 浦和学院三郷と対戦する。関東大会優勝をして、かなり力をつけた浦和学院。投打とも安定感ある戦いが魅力。投手では2年生3投手の実力に注目だ。最速143キロのストレートと縦スライダーを武器に、関東大会防御率0.00の佐野 涼弥、130キロ台のストレートとカットボールを売りにする近野 佑樹、140キロ近い速球で押す大型右腕・渡邉 勇太朗の3人が関東大会で好投。3人が万全の調子で大会に臨み、3年生左腕・清水 洋炳が復調して、大会に臨むことができれば、盤石な投手陣となる。打線では、家盛 陽介蛭間 拓哉の左打者を中心に勝負強い打者が多い。一発長打はあまりない打線が、しぶとい勝負強さを持った「浦和学院」らしい選手が多いのが魅力だ。

 守備力も非常に堅く、簡単に失点を与えない。4年ぶりの甲子園を狙える戦力を有している。

そんな浦和学院と同ブロックなのが、ノーシードの上尾だ。県大会初戦で敗れたが力は十分。エース・酢谷 樹平は安定感十分の右投手で、打線もミート力が高く、守備力も高い。夏へ向けて仕上げてきそうだ。

 同ブロックには最速146キロ右腕・布川 雄大擁するDシード・武南も面白い。夏へ向けて打線強化。布川も変化球・制球力を高め、左打者への攻めが磨かれれば、浦和学院を抑えることができる素質を持った投手となる。布川が高卒プロの道が切り開かれるかは、この夏の投球次第。特に強豪校と当たった時の内容が春より成長を見せられているか、注目をしていきたい。初戦は西部地区の強豪・星野と対戦する。

 ノーシードには機動力野球を売りにする、130キロ後半の速球を投げ込む小向 直樹擁する桶川は打線も強力。公立校にしぶといチームが集まっている。

 Dシードの本庄東は、いきなり埼玉栄と対戦する。埼玉栄には2年生の本格派右腕・米倉 貫太のピッチングに注目。春の地区予選では力を発揮することができなかったが、ぜひ圧倒できる投球を期待したい。同ブロックにはノーシードの聖望学園が登場する。春は浦和学院に9回表二死まで追い詰めた学校であり、その浦和学院が関東大会優勝までしたのだから、聖望学園は相当力があるチームであり、侮れない存在だ。その聖望学園の戦力を紹介すると、エース・西澤 海は右スリークォーターから最速142キロのストレート、スライダーで勝負する速球派右腕。2番手の佐藤 祐哉も182センチの長身から140キロ台の直球を投げ込み、打線も長打力ある選手が揃い、どこからでも点を奪うことができる。率いる岡本監督は浦和学院戦後、メンバー入れ替えも示唆していたが、激しい競争の末、勝ち抜いたレギュラーはどんな選手たちになるのか。見逃せない。

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富士見 【高校別データ】
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河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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