目次

[1]関東大会に出場した4チーム
[2]春8強入りした4チーム / 昨夏王者の常総学院は?

 茨城県大会の抽選会がいよいよ6月21日に迫った。今回は春季大会上位校の展望をまとめてみたい。

関東大会に出場した4チーム

若松 祐斗(明秀学園日立)

 まずは関東大会に出場し、夏の上位シード権を獲得した4チームに触れる。

 春優勝の明秀学園日立は2回戦で常総学院をコールドで下すなど、県大会5試合で7本塁打と圧倒的な打撃力で勝ち上がり夏の第1シードを獲得した。中でも4番の若松 祐斗、6番の明秀学園日立は2本塁打を放った。

 その後に行われた春季関東大会では、先発左腕の猪狩悠貴が攻略され、準備不足のまま急いでマウンドに上がったエース粂 直輝も火消しができず、作新学院に5回コールドと投手陣の不安要素を露呈するイヤな敗戦となった。春の試合内容からして、優勝候補の筆頭であることに変わりはないが、4番の若松が県大会準々決勝以降調子が下降気味なのが気になるところだ。

 もう一つの優勝候補は春準優勝で夏第2シードの霞ヶ浦だ。決勝では明秀学園日立に0対6で敗れたが、4回途中から2番手に登板したプロ注目右腕・遠藤 淳志明秀学園日立打線を2安打無失点に抑えた。遠藤はさらに春季関東大会白鷗大足利から1失点完投勝利し、続く強打の日大三も本塁打の2失点のみに抑える活躍を見せており、夏に向けた好材料となっている。また、打撃は4番の木村 翔大を筆頭に上向いており、明秀学園日立に劣らない盤石のチーム力となっている。

 春3位となった土浦湖北は守備力に優れるチームだ。カットボールを駆使して打たせるスリークオーターのエース・矢萩 陽一朗を、ショートの名手・鈴木 崚斗を中心とした堅い守りが支える。強打の常磐大高との準々決勝はまさに土浦湖北野球の真骨頂を言える試合だった。序盤に到来した少ないチャンスをものにして、終盤の反撃を堅守で交わして粘り、1点差ゲームをものにした。

 春4位の石岡一は打力が高いのが特徴だ。上位打線には好打者で出塁率の高い1番・大野 啓輔や春の打率.500超えの河嶋 駿太郎(2年)といった厄介な打者が並び、4番以降は深作 瑠偉(2年)を筆頭に一発のある打者が並ぶ。投手陣では1年生右腕・岩本 大地が県大会で2勝を上げ、春季関東大会健大高崎戦(試合記事)で先発を任されるなど順調な成長曲線をたどっているが、夏を勝ち上がるためには3年生投手を軸に据えた試合運びをした上で岩本を先発・抑えのどこで使うかが鍵となる。