第497回 【鹿児島展望】神村学園、鹿児島実、2強を軸にV争い!本物の力が問われる夏!2017年06月16日

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【目次】
[1]神村学園と鹿児島実の2強が軸に
[2]夏に向けて調子を上げる鹿児島城西と樟南

 今年の夏の鹿児島大会は神村学園鹿児島実の「2強」を軸に優勝争いが繰り広げられることになりそうだ。2強を追う有力校も紹介しながら、この夏の鹿児島を展望する。

神村学園と鹿児島実の2強が軸に

田中 怜央那(神村学園)

 昨秋は準決勝敗退でセンバツ出場を逃した神村学園だったが、春の鹿児島大会は総合力の違いを見せて優勝。春の九州大会でも初戦で東海大福岡にコールド勝ちして勢いに乗り、5年ぶりに九州の頂点にも輝いた。5月のNHK旗選抜大会も制し、春以降の公式戦負けなしと充実した内容で夏を迎える。6月17日の組み合わせ抽選会で第1シードに挙げられることは間違いないだろう。

 打線の破壊力は県内で頭一つ抜ける。田中 怜央那(3年)、島中 大輔(3年)、後藤 拓真主将(3年)、羽月 隆太郎(2年)ら昨夏を経験し、準々決勝で川内にサヨナラ負けを喫した悔しさを知る好打者たちがずらりと並ぶ。前畑 太壱(3年)、南川 翔哉(3年)、山田 瞬太郎(3年)らが成長したことで、打順も様々なバリエーションが考えられるようになり、選手層が厚くなった。

 左腕エース俵森 大輔(2年)が春以降調子を落としていたが、3年生左腕・青柳 貴大や2年生右腕・中里 琉星が成長し、投手陣も安定してきた。打線の強力さに目が行きがちだが、NHK旗では4試合で失策1と投手陣が安定したことで守備もリズムが良くなった。5年ぶりの夏を目指して王座奪取に燃えている。

 これに対抗する一番手は鹿児島実だ。昨夏準優勝のメンバーが総入れ替わりして経験不足が懸念されたが、県大会は昨秋、今春とも準優勝、春の九州大会では福岡大大濠(福岡)、秀岳館(熊本)に勝って決勝進出し、準優勝した。こちらも185センチの長身・渡邊竜基(3年)、川越彪(3年)の右腕投手陣が成長したことで試合運びに安定感が出てきた。勝負強い枦山 幸平(3年)、西 竜我(2年)、昨夏を経験した井戸田 智也主将(3年)らを、相手に合せて柔軟にオーダーを組み、攻略する。昨夏から準優勝が続いており、頂点奪還への想いは人一倍あるだろう。

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プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

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