第495回 【愛知展望】至学館と中京大中京を東邦、栄徳、享栄などが追う!2017年06月15日

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【目次】
[1]春に自信をつけた至学館、選手層の厚い中京大中京
[2]“私学4強”や伝統校も上位を伺う!

 東海地区で最も熱い愛知県。昨年の秋季県大会を制した中京大中京と今春の県大会を制して、東海大会も初制覇した至学館が総合力としては2強として競い合う。“私学4強”をはじめ、群雄割拠の愛知県の夏を展望する。

春に自信をつけた至学館、選手層の厚い中京大中京

川口 龍一(至学館)

 昨年の秋季県大会を制した中京大中京と今春の県大会を制して、東海大会も初制覇した至学館が総合力としては2強として競い合う。

 昨年は、センバツを賭けた東海地区大会準決勝で対戦して、9回二死走者なしから逆転サヨナラ勝ちした至学館がセンバツ切符を掴んだ。秋の至学館は県大会から東海地区大会まで、ミラクル旋風を巻き起こし、愛工大名電東邦享栄中京大中京といわゆる私学4強すべてに対して逆転サヨナラ勝ちという離れ業を演じた。

 変則左腕の川口 龍一と歯切れのいい新美 涼介の継投もポイントとなる。センバツでは打線に課題を残したものの、春季大会では打てるチーム作りも課題に掲げて準決勝、決勝と打ち勝った。鎌倉 裕人井口 敦太が軸で、ここへ来て爆発力も上がってきて、東海大会でも力を発揮した。持ち前の粘り強さも兼ね備えており、「ウチはどんなところが相手であっても、いつもと変わらないで戦えるだけの対応力がある」と、麻王義之監督も自信を持って言うが、それが自信となったこの春だった。

 総合力としては中京大中京が選手層も厚くて最も高い。昨秋の東海地区大会では、ほぼ確実に手中にしたかと思われたセンバツ切符が手元からこぼれていく悔しさを味わった。エース香村 篤史も改めて「一球の大切さ」を痛感している。最速143キロ左腕・磯村 峻平に141キロ左腕・伊藤 稜と、続く投手陣も充実してきている。選手全員が一球の重みを心に刻んでの日々の練習の成果をこの夏にぶつけていく。4番の鵜飼 航丞は、4月以降絶好調で本塁打を量産し、早稲田実業との招待試合で高校通算53号本塁打を放った。この好調さを維持していかれれば、引っ張られて打撃爆発となる可能性も高い。

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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