第492回 【長野展望】ノーシードにも実力校ずらり!有力校、有力選手の状況をまとめて紹介!2017年06月13日

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【目次】
[1]荒れた春。完成度高い小諸商が制す
[2]松商学園、松本深志、長野商…ノーシードに実力校ずらり
[3]本格派右腕たちに注目

荒れた春。完成度高い小諸商が制す

高橋 聖人(小諸商)

 荒れ気味だった春の長野県大会は、小諸商の61年ぶりの優勝で幕を閉じた。スタメンに2年生6人が名前を連ねるとはいえ、昨秋からほぼ不動のオーダーでこの時期としてはチームとしての完成度で他を一歩リードした内容だった。

 選手起用など手探りの部分が多い春の大会だが、小諸商は絶対エース高橋 聖人(3年)に連投を課すなど夏を見据えた戦いを貫いた。高橋は本調子でない中でもきっちりとゲームをつくれるあたりはさすが。決勝では2番手左腕・柳澤共亮(3年)も完璧な投球を見せており、投手陣は計算がついたといえよう。

 攻撃陣は4試合で28得点し、どのタイプの投手も苦にしなかった。4番関優太(3年)は勝負強く、5番の2年生・渡邉大寿の成長も大きかった。メンバーの多くが昨夏のベスト4を経験し、昨秋は県3位で北信越大会でも1勝と、常に上位争いに絡める力を持っていることをあらためて実証した。

 準優勝の東海大諏訪は一戦ごとに力をつけてきたチーム。もともと1番勝股裕太佳(3年)を起点にした打線には定評があった。4番宮尾将貴(3年)の復調も大きく、4試合で28得点が攻撃力の高さを裏付けた。一方で不安視されていたのが投手陣。ただ2年生右腕の宮本 龍成佐久長聖、北信越大会では福井工大福井の強豪に対し好投しており、夏へ光も見えてきた。

 3位には昨秋の県チャンピオン上田西が入った。県内随一とも言える投手陣を抱えるが、春はその起用法を探った試合内容。絶対エースがいなくても十分に戦える駒をそろえるが、夏までに誰を軸にするかがテーマになりそう。打線は原田真学(3年)が新4番で定着。ただ下位打線に不安を残した。

 4位となった東京都市大塩尻は、新エースとなった2年生左腕・高木 唯楓の成長が大きかった。高木はまだ華奢な体だが、ストレートの切れは抜群。ただ体力面から夏は3年生投手の奮起が欠かせない。守備力には定評があるだけに、打線の強化が夏までの鍵になる。

 夏連覇を狙う佐久長聖は、県大会1回戦で強豪・松商学園に競り勝ったが8強止まり。惨敗した昨秋から大幅に2年生をスタメンに起用し勝負をかけてきた。昨夏の甲子園でも好投したエース塩澤 太規(3年)が健在なのは心強い。

 このほか松本県ヶ丘篠ノ井伊那北の県立校3校がベスト8と健闘した。松本県ヶ丘は自慢の打線、篠ノ井伊那北は投手を軸にチームが機能した。以上8校が、夏のシード校となる。

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