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5月3日は横浜vs東海大相模など好試合が満載!

2017.05.03

5月3日は横浜vs東海大相模など好試合が満載! | 高校野球ドットコム
増田珠(横浜)

 3日からゴールデンウイークも本格化する。高校野球では、各地で大会の終盤戦を迎え、また公式戦をすでに終えている地域は、練習試合・招待試合などを行い、日々、夏へ向けて、実力を身に付ける時期に入っている。今回は3日の注目カードをいくつか紹介していきたい。

 

 横浜vs東海大相模([stadium]保土ヶ谷球場[/stadium] 13:00)
 神奈川を代表する伝統の一戦といえば、横浜vs東海大相模。この対決が決勝戦で実現する。すでに関東大会出場を決めている両校とはいえ、やはり優勝をかけて激しい戦いが行われそうだ。

 横浜は、プロ注目の増田珠を含めた各野手陣の成長が著しい。打撃は全体的に対応力が広がり、守備ではカバーリングなどを含めた細かな部分でも成長が見られる。準決勝では星槎国際湘南本田仁海を攻略して、コールド勝ちで勝ち上がった打撃力は見ものである。

 一方、東海大相模は秋4回戦で敗れた悔しさをばねに這い上がってきた。試合運びを見ても1つのアウトをなんとしてでも取ってやる執念が伝わってくる。打線では1番を打つ小松勇輝が起点となっている。準決勝で本塁打を打った森下翔太は強肩強打の大型外野手。守備範囲も非常に広く、このままいけば、豊田寛(現・国際武道大)クラスの選手に成長する可能性を秘めたプレーヤーだ。

 夏前の前哨戦といえる両校の対決に注目だ。

 関東地区では、群馬、千葉、栃木で準決勝が行われ、関東大会出場チームが決まる。群馬では健大高崎前橋育英、千葉は専大松戸木更津総合、栃木は作新学院佐野日大といった県内を代表する強豪校が勝ち進んでおり、ハイレベルな戦いが期待できそうだ。また関東大会開催地の茨城も準々決勝が行われ、準々決勝を勝ち抜いた4チームが自動的に関東大会出場が決まり、茨城県の模様も見逃せないだろう。

 東海地区では、すでに東海大会出場を決めている至学館東邦が決勝で激突。この試合もハイレベルなゲームが期待できそうだ。

 大阪では、選抜優勝の大阪桐蔭関大北陽と対戦。昨夏は関大北陽に敗れて甲子園を逃し、昨秋は再び激突して、コールドで勝ち上がったとはいえ、簡単には、いかない相手であることは間違いない。

 注目なのが、岡山県。創志学園vs玉野光南と昨夏の決勝戦カードが、春の決勝戦で実現する。昨年は9回表、二死から判定訂正で創志学園が逆転優勝をしており、因縁の戦いといえる。勝ったほうが中国大会進出となるこの対決はどちらが制するのか?

 また四国大会は、明日から開幕。選抜出場の明徳義塾、大型選手を揃えた鳴門渦潮といった強豪も登場。

 ゴールデンウイークは各地で好カードばかり。ぜひゴールデンウイークは高校野球で満喫していただきたい。

(文・河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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