第466回 【春季大阪大会展望】選抜優勝の大阪桐蔭、準優勝の履正社もノーシードから!各ブロックの見どころを徹底解説!2017年04月04日

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【目次】
[1]A・Bブロックの注目カードは?
[2]C・Dブロックの見所を紹介

 全国で唯一、ノーシード制を続ける大阪。その理由は公平を期するためだ。夏の大会では毎年、序盤から強豪同士の潰し合いが取り上げられるが、それはもちろん春においても例外ではない。そして今年は特にその傾向が強い。選抜優勝の大阪桐蔭、選抜準優勝の履正社も初戦から登場する。

選抜優勝の大阪桐蔭、準優勝の履正社もノーシードから!各ブロックの見どころを徹底解説!

【Aブロック】履正社は昨秋ベスト8の今宮と対戦!

安田 尚憲(履正社)

 まず目につく初戦の好カードは東海大仰星汎愛の対戦。強豪私学の一角と昨秋ベスト16で公立随一の実力校がいきなり顔を合わせる。順当に行けば勝者が4回戦で金光大阪と戦うことになりそう。

 昨秋の神宮を制し、選抜でも強さを見せつけた履正社は注目のスラッガー安田 尚憲(3年)、4番・若林 将平(3年)が打線の中心に座り、このコンビの破壊力は全国屈指。特に安田は強打はもちろんのこと四死球数が試合数を上回る。簡単には勝負すらしてもらえない強打者だ。初戦の相手は今宮。こちらも汎愛に匹敵する好チームで、公立校ながら昨秋ベスト8入りを果たし大阪府の21世紀枠候補に選ばれた。ただ昨秋は上宮に5回コールド負けを喫しており、強豪私学相手にどこまで喰らいつけるか、冬の成果が試される一戦になる。

 上記に挙げた中で勝ち上がったチームと準決勝進出を懸けてぶつかりそうなのが近大附。中学時代にU-15代表に選ばれた左腕・大石 晨慈(2年)と1年夏からベンチ入りした保坂 大河(3年)のバッテリーは注目だ。まだ大きなインパクトを残すことは出来ていないが、実力十分。もし履正社と対戦し破ることがあれば一気に名を上げるだろう。

【Bブロック】大阪桐蔭はどんな戦い方を見せるのか?

徳山 壮磨 (大阪桐蔭)

 このブロックの初戦の好カードは関大北陽vs都島工昨夏大阪桐蔭を下した関大北陽は内野に旧チームからのレギュラーが残る。都島工は公立校を強豪に育てる福原 和行監督の指導の下、着実に力をつけている。好勝負に期待出来そうだ。

 部員数の多い阪南大高はベンチ争い、レギュラー争いが夏でも大会直前まで熾烈。春は多くの選手を試せる期間でもあるだけに、初戦の大阪星光学院戦からしっかりした野球を展開したい。

 Bブロック突破の最有力候補は大阪桐蔭。エース・徳山 壮磨(3年)を柱に香川 麗爾(3年)や井上 大輔(3年)を擁する投手陣の駒は豊富。また、春はエースのコンディションが万全でないと下級生投手に経験を積ませながら、それでも勝ち上がる層の厚さが強み。2年生にも攻守にセンス抜群の根尾 昂、好左腕の横川 凱らエース候補がおり不安は無い。野手陣も三遊間へのゴロは全て内野安打とも思える俊足の持ち主、藤原 恭大(2年)を核弾頭に、長打力のある山本ダンテ武蔵(3年)ら上位から下位まで切れ目が無い。負傷で選抜のメンバーからも外れた正捕手・岩本 久重(3年)の回復具合だけは気がかり。

 順当に行けば4回戦で関大北陽vs都島工の勝者、5回戦で大阪偕星学園との対戦が予想され、気の抜けない戦いが続きそうだ。

【次のページ】 C・Dブロックの見所を紹介

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大石 晨慈(近大附) 【選手名鑑】
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徳山 壮磨(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
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都島工 【高校別データ】
履正社 【高校別データ】

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プロフィール

小中 翔太
小中 翔太
  • 1988年大阪府生まれ、京都府宮津市育ち。大学野球連盟の学生委員や独立リーグのインターン、女子プロ野球の記録員を経験。主なWebの寄稿は高校野球ドットコム。また、野球専門誌「Baseball Times」にて阪神タイガースを担当し、スポーツナビやYahoo!ニュースにも寄稿する。大阪、京都を中心に関西の球場に出没中。
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