Column

30日から開幕!U-18 アジア選手権の代表メンバーを発表前に大胆予想!!

2016.08.18

 8月30日から始まる第11回 BFA U-18 アジア選手権。今年はどんなメンバーが選ばれるのかを独断で予想。現時点で考える最強メンバーはこれだ!そしてオーダーも考えてみた。

■投手 8名

寺島 成輝(履正社)

今井達也作新学院
寺島成輝履正社) ※関連記事
藤平尚真横浜) ※関連記事
高橋昂也花咲徳栄
早川隆久木更津総合) ※関連記事
髙田萌生創志学園) ※関連記事
中川颯桐光学園
藤嶋健人東邦) ※関連記事

 今年はドラフト候補に挙がる投手が多い。例年ならば入っていてもおかしくないプロ注目投手も多い。今年はその世代でもトップクラスの実力を持つ甲子園組の投手が中心になるだろう。先発では今井、藤平、寺島、早川が中心。そして中継ぎでは、高橋、藤嶋。そしてクローザーでは、髙田を待機させたいところ。先発候補に挙げている早川は、連投がきく投手なので、中継ぎ待機をさせても面白い投手である。

 また、右投手も左投手も、本格派が非常に多い。そういう意味では、右下手投げの中川はかなり面白い存在だ。地方大会で敗れたとはいえ、中川はこの夏、見せたピッチングは衝撃があった。右下手から120キロ後半の速球を投じているが、高校生で常時120キロ後半投げる右下手はなかなかいない。さらにスライダー、シンカーを巧みに投げ分ける投球は非常に完成度が高く、打ち崩すのは難しい投球であった。中川がいることで、投手起用の幅が広がるだろう。また藤嶋は打撃力もあり、投手以外の起用も考えたい選手。肘に張りがある選手なので、長いイニングよりも短いイニングで集中させたい。

■捕手 3名

九鬼隆平秀岳館) ※関連記事
古賀優大明徳義塾) ※関連記事
清水風馬常総学院

 捕手では基本的な守備力が高く、さらに打撃力も一定以上のレベルにある捕手としてこの3人を選んだ。九鬼は守備力で安定感が増し、的確な判断ができて、強打も期待できるので、キーマンとして期待できそう。古賀は春に比べて打撃に粘っこさが出てきており、自慢の強肩で盗塁を何度も刺しており、投手の持ち味を引き出す好リードはチームから頼りにされそう。そして常総学院の清水は春からの成長が著しく、パワフルな打撃、安定したスローイング、キャッチングとベンチ内にいたらとても信頼できる捕手になることは間違いない。

このページのトップへ

[page_break:]

今井 順之助(中京)

■内野手 6名

今井順之助中京) ※関連記事
戸堀敦矢横浜
金子銀佑早稲田実業
岡崎大輔花咲徳栄
吉澤一翔大阪桐蔭
有村恒汰常総学院

 清宮幸太郎早稲田実業関連記事)が入るのかが一番の注目だが、今回は秋季大会の日程の兼ね合いがあり、選出は厳しいのではないだろうか。甲子園出場がなく、新チームに向かって取り組んでいる清宮。東京都のブロック予選は9月3日に開幕する。どこまで日程の融通を利かせることができるか、不透明なところがある。それができたと仮定すれば清宮の選出はありだと思うが、清宮を選ばなくても十分に戦えるというのが今年の布陣である。

 一塁手は今井。強いスイングができる選手で、普段の打撃練習では木製バットを使ってスタンドインできるまでの技術がある。甲子園ではフルスイングにこだわりすぎたところがあるが、チームのための打撃をすることで粗さが消えて、的確な打撃を見せることを期待したい。3試合連続本塁打を打っている入江大生作新学院)を入れるか悩んだが、木製バットを使用することを考えた時、今井の方が、長打を期待できる選手だと評価した。

 また二塁手は、右打ちができてさらに守備範囲の広い二塁守備がウリの戸堀、遊撃手には、今年の高校生で最も上手い遊撃守備を見せる金子を予想。この2人が二遊間を組めば、失点をかなり防ぐことができそうだ。

 三塁手は吉澤。吉澤は一次候補選手から選ばれているが、吉澤ほど打撃力、守備力を兼ね備えた三塁手はいない。キャプテンシーもあり、チームリーダーを任せてもおかしくない選手だ。またバックアップとして、巧打、俊足、堅守の有村、そしてソツのない守備、バットコントロールで良い打撃を見せる岡崎を選出。守備力も高く、打撃力も高い内野陣が揃った。

■外野手 3名

村田雄大横浜
小林 虎太郎作新学院

栗原健常葉菊川

 打撃重視で3人を選出。村田は神奈川大会で3本塁打を打ったように、その強打を存分に発揮していきたい。そして甲子園で打撃好調。さらに俊足で、強肩を見せる小林、ミニ柳田 悠岐こと栗原。左打者3人でバランスを欠くように見えるかもしれないが、ここまでの代表戦を見ると、右、左よりも打てる打者を揃えたほうがいいだろう。左投手先発時には藤嶋を先発させても面白い。

 そしてオーダーはこちらだ。

1番ショート・金子
2番セカンド・戸堀
3番ライト・栗原
4番ファースト・今井順
5番レフト・村田
6番指名打者・藤嶋
7番サード・吉澤
8番キャッチャー・九鬼
9番センター・小林

 さてどんなメンバーが選ばれるか、心待ちにしたい。


注目記事
・北海の記録がスゴイ!甲子園に歴代最多出場中の北海、頂点まであと3つ!

・最速152キロがMAXの今夏の甲子園!歴代最速の男は一体誰だ!?

(文・河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.24

東京国際大の新入生は、リーグ戦デビューの二松学舎大附の右腕、甲子園4強・神村学園捕手、仙台育英スラッガーら俊英ぞろい!

2024.04.24

【福島】田村、日大東北、只見、福島が初戦を突破<春季県大会支部予選>

2024.04.24

【佐賀】敬徳と有田工がNHK杯出場を決める<春季地区大会>

2024.04.24

【春季四国大会逸材紹介・香川編】高松商に「シン・浅野翔吾」が!尽誠学園は技巧派2年生右腕がチームの命運握る

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!