第98回全国高校野球選手権の組み合わせが決定した。今回はドットコム編集部が独断で最注目カード5試合を選定!この5試合の見所を紹介します。

第98回全国高校野球選手権、最注目カード5試合を選定!

■ 高川学園vs履正社
高川学園の山野太一は履正社打線を抑えることができるか?

 履正社といえば、エース寺島 成輝の投球に注目が集まるだろう。今回は高川学園山野 太一の投球に注目していただきたい。167センチ61キロと小さいが、最速145キロのストレートを投げられ、キレのあるスライダーもある。

 履正社大阪大会8試合中、6試合がコールド勝ちを収めているが、これほどの左腕と対戦するのは初めてだけにかなり苦戦するかもしれない。

 山野が好投を見せ、寺島との高次元な投げ合いが見られることに期待したい。

■ 東北vs横浜
テークバック0左腕・渡辺は横浜打線をどう抑えるか?

 横浜は大会記録となる14本塁打を放っているように、かなり強力な打線。

 恐ろしいと思うかもしれないが、攻撃面というよりも、投球術が上手い投手に対してどう対応するのかということがカギとなっていたが、初戦がなんとテークバック0投手で話題な渡辺 法聖投手である。横浜の対応力の高さが試される試合となるのではないだろうか。

 横浜はエース・藤平 尚真神奈川大会以上の投球ができるか注目される。

上:本橋 慶人 (関東一)、下:堀 瑞輝 (広島新庄)

■ 関東一vs広島新庄
試合巧者の関東一はプロ注目左腕・堀をどう打つ?

 関東一は好投手対応には自信を持っているが、第98回全国高校野球選手権初戦の相手は、左の好投手と対戦することとなった。

 広島新庄のエース・堀 瑞輝は最速147キロを誇る好左腕で、コンスタントに140キロ中盤を計測するのだ。関東一にとって苦しむかもしれない。だが、終盤に強い関東一、必ず捉えてくるだろう。

 堀はどう持ちこたえて、自分のピッチングができるかがカギになりそうだ。

■ 京都翔英vs樟南
京都のドカベン・石原彪vsドクターK 浜屋将太

 京都翔英はU-15代表経験のある石原 彪のパフォーマンスに注目。

 石原 彪は強肩強打の捕手で、今年はドラフト候補に挙がる捕手が少ないだけに石原の注目度は非常に上がっている。対するは、樟南のエース・浜屋 将太は、173センチ66キロと上背はそれほどでもないが、140キロ台のストレートと縦に鋭く落ちるスライダーは脅威。44.2回を投げて、64奪三振。これほど三振を取れる投手もそういない。

 全国初舞台の両者にとって、この対戦は評価を大きく上げるチャンスになる。この勝負、どちらが勝つのだろうか。

■ 秀岳館vs常葉菊川
九鬼隆平と栗原健のドラフト候補同士の競演に注目!

 この試合の魅力といえば、ドラフト候補同士の競演が見られるということだ。秀岳館は正捕手である主将の九鬼 隆平。常葉菊川は高校通算48本塁打の栗原 健。ともにドラフト候補に挙がる逸材である。

 九鬼は強肩強打だけではなく、判断力も良く、視野の広いプレーができる。ただスペックが高いだけではないのが魅力である。栗原は、170センチ73キロと体は大きくないが、それを感じさせない打球を飛ばす。柳田 悠岐ばりのフルスイングで、まさにプロ好みする逸材だ。俊足で強肩、さらに常に全力疾走を心掛ける選手だ。

 両チームは彼だけではなく、ともに好野手が多い。それだけに激しい打撃戦が演じられるかもしれない。

(文・河嶋 宗一

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