目次

[1]優勝を目指す東海大市原望洋、千葉黎明の課題とは?
[2]やはり怖い木更津総合
[3]拓大紅陵、習志野、日体大柏などノーシードの強豪校が多数!

 各校の拮抗した戦いに「戦国千葉」というフレーズが定着した千葉県。今年も力のあるチームが多く、全国でも戦えるチームが揃った。それだけではなく、シードを獲得した強豪を破る可能性を持ったノーシードの学校も多く、今年も大会が始まれば、多くのファンから「あそこが負けた。今年も戦国千葉だな」という声が聞こえそうだ。そんな今年の有力校を紹介していきたい。

優勝を目指す東海大市原望洋、千葉黎明の課題とは?

島 孝明(東海大市原望洋)

 まず県大会優勝した東海大市原望洋。選手のポテンシャルは全国的に見てもトップクラスと言っていい。エース・島 孝明関連記事)は最速153キロのストレートと曲りが大きいスライダーを武器に三振を量産する豪速球右腕。県大会ではリリーフで8回16奪三振と驚異的な奪三振率を誇った。しかし秋よりもコントロールを乱し、球数が多い投球なのが気になる。

 この春は桁外れの球速、抜群のスライダーの切れで打ち取ることはできているものの、今のままでは息切れをしてしまうので、球数を少なくして打ち取る投球を見せていきたい。2番手の140キロ台の速球を投げる金久保 優斗(2年)は、しっかりと試合を作れる投手だが、この2人以外の台頭が、夏を勝ち上がるための課題といえるだろう。

 野手では準々決勝準決勝で合計3本の本塁打を放った倉石 匠己、長打力のある荒川 太一(2年)、正捕手であり、攻守の要である峯尾 京吾、巧打堅守の遊撃手・藤本 誠啓(2年)が揃っており、野手のレベルも高い。あとは、勝負所の守備、犠打、走塁などをしっかりとこなすことができるか。今年の望洋は打撃以外もしっかりしていると思わせる内容を残してほしい。

 準優勝千葉黎明は、昨秋から攻撃面が大幅に強化された。県大会でも、好投手を打ち崩し、関東大会でも常総学院コールド勝ちと、手応えを掴む春となった。打撃面では、県外の強豪校から転校し、今年から公式戦出場となった4番島村 篤史が加わったことで打線に厚みが増した。長打力のある大堀 智哉、俊足巧打の藤江 康太の主力選手が伸びただけではなく、下位を打つ選手も伸びたことで、切れ目のない打線となった。

 またエース川口 廉が昨秋から急成長。投球術、変化球の精度が伸びたのはもちろんだが、何よりもピンチになっても動じなくなった。千葉県大会準決勝成田戦では一死満塁のピンチを切り抜け、一皮むけた姿を見せた。夏勝ち上がるための課題は川口以外の投手陣の底上げだ。県大会では島、そして関東大会では藤平 尚真横浜関連記事)と全国クラスの剛速球右腕2人と公式戦で対戦した経験を生かすことができるか。

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