持久力をあげるために(2)
寒い日が続いています。体調を崩してはいませんか?
先月から2回シリーズで「持久力をあげるために」をテーマにお話ししています。今月は、炭水化物の摂り方についてお話しします。
どのように「炭水化物」を摂取したらいいだろう
▲どのように「炭水化物」を摂取したらいいだろう
ひとえに炭水化物といっても、食材は様々。どのように摂ったらいいのでしょうか。
普段の食事からの心がけが大切です。以前から、ご飯(米)についてはお話ししてきましたが…今、どれくらいのご飯を食べていますか?
まずは、ご飯の量を量ってみましょう。一食あたり、丼2杯(1.5合:500g程度)は食べたいですね。今、少ししか食べられていないという選手は、少し大きめの茶碗を準備するところから始めましょう。ご飯は、おかずと一緒に1杯、好きなふりかけで1杯…といったように、ご飯のおともも工夫したいですね。
ご飯以外にも、麺類や副菜(小鉢)や汁物に、いもやかぼちゃも取り入れていきましょう。普段の食事以外でも摂取することは大切です。
練習前、練習後には炭水化物の補給をしましょう。例えば、おにぎりやサンドイッチ、果物などを食べること。もちろん、食事の量は減らさないように注意しましょう。
「他の栄養素」も活用しよう
▲「他の栄養素」も活用しよう
○脂質
長時間運動をするときのエネルギー源。現代の食生活で不足することはほとんどない。
○鉄
酸素を全身に運ぶ血液の材料。吸収率が低いので意識して摂取することが大切。
(鉄を含む食品) レバー ひじき 貝類 大豆 赤身魚 など
これらを組み合わせた、豚キムチ丼やひじきご飯などもいいですね。特別な食事は必要ありませんから、普段の食事で上手に組み合わせてみてください。
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■ 1月の栄養学一口コラムもお楽しみに!