第145回 府立大冠高等学校(大阪)2014年06月26日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1] 打力を高めなければ大阪で勝つことはできない
[2] 打線強化のポイントは打点を前に
[3] 練習試合で苦しみ、試合で笑え!
[4] 大冠の躍進支える「マンツーマン指導」
[5] チームの納得度を高めたい

公立校の現在地

打力を高めなければ大阪で勝つことはできない

皆でガッツポーズ(大冠高等学校)

 激戦区大阪で毎年のようにベスト16、ベスト8進出を果たす安定した戦いぶりに定評があった大冠高校。この春の大阪大会では大阪商大堺PL学園2014年05月17日)、上宮太子2014年05月10日)といった強豪私学を撃破し、ついに創部初の3位入賞。

 大阪の公立勢を牽引する野球部の練習をこの目で確かめるべく、高槻市に位置する学校を訪ねた。グラウンドで出迎えてくれたのは、就任18年目を迎えた東山 宏司監督だ。
「しんどい試合が続きましたが、なんとか1点差で勝つことができましたね……」

 上記の強豪私学とのゲームスコアを振り返ると、大阪商大堺戦7対6、上宮太子戦(2014年05月10日)6対5、PL学園戦(2014年05月17日)8対7(うち2試合がサヨナラ勝ち)。公立校が強豪私学相手に金星を挙げるゲームはロースコアであることが多いが、すべて打ち勝っての勝利。春季大会7試合の1試合当たりの平均得点は7。その高い打撃力は強く印象に残った。

「守備はもちろん大事です。うちも守備はいっさいおろそかにしていませんし、自信もあります。しかし、守備をきっちりと固めた上で打力を上げていかないとやはり強豪校には勝てない。いいピッチャーが揃ったと思った年でも、やはり大阪大会で強豪校と対戦すると、1試合に5点、6点はとられる。ということは強豪相手であっても6点目、7点目をとれるチームを作らなければでなければ大阪では勝ちあがれないんです」

 強豪校相手であっても打ち勝つことが可能な打線づくり。その大きな鍵となるのは「キャッチャー寄りのミートポイントできちんと引きつけて打てる選手の育成」と東山監督は教えてくれた。
「選手たちに『小学生、中学生のときにどうやってバッティングを教えられた?』と訊ねると、9割くらいの選手が『前で打てといわれました』と答えるんです。

 しかし、今の高校野球で上位に進出してくるチームのピッチャーたちはほとんどといっていいほど、優れた高速スライダーやフォークボールを持っている。こういった変化球に対して、前で打つタイプのバッターはどうしても球を追いかけてしまい、ボール球を振らされてしまうケースが多くなってしまう。やはり、ポイントをキャッチャー寄りに下げても詰まることなく、きちんと打てる技術がどうしても不可欠になってくるんです」

第96回全国高等学校野球選手権大会 特設ページ

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コメント (1)
元地元2018.02.23 綾鷹野球
頑張ってください

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