徳島県立城南高等学校

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

第23回 県立城南高等学校(徳島)2011年02月04日

外野ノックを打つ森恭仁監督


 今大会、21世紀枠で1898年・旧制徳島中野球部として創設以来、113年にして春夏通じて初の甲子園出場を果たした城南。伝統校、かつ進学高という宿命により、休日でも半日程度の練習時間しか取れない同校がこの快挙に至った理由の説明には、やはりキーマンの存在が欠かせない。

 その人の名は現在、城南監督5年目の森恭仁、43歳。

 城南での現役時代には「2年秋の県大会で池田と対戦したとき、翌年のセンバツでベスト4、最終的に高校で2本しかホームランを打たれなかったエースの片山徹からホームランを打って、当時の蔦文也監督から『なんでそんなバッターに打たれたんだ!』と言われたことがある」(本人談)という逸話も持つ強打の外野手出身監督である。

 ただし、現役時代のチームは2年夏にはベスト4まで勝ち進みながら徳島商に2対27と大敗し、主将として臨んだ最後の夏も初戦で鳴門に4対13で敗退。森青年はその悔しさをばねに、「いずれは母校の監督として甲子園」という野望を心に秘め、京都教育大を卒業後の93年4月、昨年の21世紀枠に選抜された川島から高校監督生活をスタートさせた。


このページのトップへ

【次のページ】 県立城南高等学校(徳島)(2)

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第849回 センバツ出場・富岡西に迫るのはどこだ?波乱が巻き起こりそうな春季大会!【大会展望・総括コラム】
第14回 城南高等学校(徳島)【冬が僕らを強くする2018】
第2回 徳島商から池田の一人勝ち、そして渦潮打線復活の鳴門の台頭で新勢力図か(徳島県)【47都道府県 高校野球勢力図の変化】
第194回 【第97回徳島大会展望】史上2度目の「4連覇」目指す鳴門に シード校・ノーシード入り乱れ激戦必至【大会展望・総括コラム】
第143回 【春季大会総括】春の成果と反省を胸に、いざ集大成の夏へ ~2015年春季・四国地区県大会・四国大会を振り返る~【大会展望・総括コラム】
城南vs沖縄尚学【2011年春の大会 地域限定公式戦 交流戦】
宮古vs城南【2011年春の大会 地域限定公式戦 交流戦】
香川西vs徳島城南【2010年秋の大会 第63回四国地区高校野球大会】
徳島城南vs小松島【徳島県 2010年秋の大会 第63回徳島県大会】
鳴門工vs徳島城南【徳島県 2010年 徳島県高校総体協賛ブロック大会】
竹内 勇太(城南) 【選手名鑑】
城南 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
野球部訪問トップに戻る サイトトップに戻る

コラム