目次

[1]完成度の高い143キロ右腕・中村大輔
[2]手投げを改善し146キロ右腕となった藤原大翔/ティー打撃でも声を出して、練習から覇気を出す


 2022年、福岡県の実力校・飯塚からは、大型右腕の白浜 快起投手(3年)がロッテから育成2位指名を受けた。夏の福岡大会ではベスト4に進出するなど、県内では常に存在感を発揮し続けるが、今年も2人のドラフト候補右腕に注目だ。

完成度の高い143キロ右腕・中村大輔



中村 大輔(飯塚)

 昨年秋季大会でエース番号を背負った中村 大輔投手(2年)は、最速143キロの力強い直球とコーナーへのコントロールが持ち味の本格派右腕だ。下級生時から経験を積み、昨夏の福岡大会では3試合に登板。新チームでも、完成度の高い投球で主戦として牽引している。

「春季大会では、初回から飛ばして9回でも140キロを超えるようなピッチングを目指しています。三振をたくさん取って、チームを勝たせる投手になりたいです。そのため今は、夜にご飯を多く食べるのではなく、授業の合間におにぎり食べるなど間食を摂るようにして、体を大きくすることを心掛けています」

 忘れられない敗戦がある。

 昨夏の選手権福岡大会の準決勝、飯塚筑陽学園と対戦した。8回裏、中村は9対6と3点リードの場面でリリーフしたが、押し出し四球で2点差に詰められると、さらに逆転満塁本塁打を浴びて5失点。チームは準決勝で敗れ、甲子園の夢は絶たれた。

 中村は、強気に攻めることができなかった気持ちの弱さを悔いる。

「ここぞの場面で抑えきれず、メンタルの弱さを感じました。最上級生となってエースナンバーをもらい、やらないといけないという自覚があったんですが、秋季大会でも不甲斐ないピッチングをしてしまいました。メンタル面を強くして、夏は絶対に甲子園に行きたいと思います」