目次

[1]選手の成長のために投資は惜しまない
[2]SNS運用の最大のメリット
[3]1年間取り組んできたメンタル改革が実を結ぶ

 この夏、神奈川大会で同校初のベスト4入りを果たした立花学園。若い高校野球ファンや中高生からすれば、新鋭というイメージが強いと思うが、これまでベスト8が通算15回と、過去にも上位進出が多かった学校である。

 立花学園は「最新鋭の運営」を実行しているチームとして注目され、部員数は130人を超える。その歴史を紐解きながら、今後の野球部の展望、この夏、躍進を築いた土台を追った。

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選手の成長のために投資は惜しまない



立花学園・志賀監督

 立花学園は足柄上郡松田町に所在している。最寄り駅は小田急線の新松田駅になるが、新宿方面から新松田に向かうと、車窓から渓谷が見え、神奈川にもこんな場所があるのかと少々驚く。立花学園に赴任した指導者は、皆同じ感想を持つという。立花学園の大井総合グラウンドは、新松田駅から約6キロほどの場所にあり、専用球場、雨天練習場、約30人程が入れる寮がある。

 学校から球場までの移動はバスを使用する。部員は130人を超えるため、指導者がバスを複数回往復して送迎を行うという。部員の殆どは自宅から通っていて、練習後もバスの送迎があるため、練習時間は長く取れない。立花学園は野球部のグラウンドがなかった時代もあっただけに、時間的な制約があっても、選手にとっては野球に打ち込める環境は整っている。

 現在の立花学園を率いる志賀監督は2017年4月より監督に就任した。当時の選手たちについて「前監督さんが作り上げたチームで、当時の3年生はエネルギーがあり、奔放な選手たちが多かったです。そのカラーを生かすことを考えました」と、振り返る。日暮 矢麻人外野手(元ソフトバンク)を擁した17年ナインはベスト8まで駆け上がった。

 まず、志賀監督はフィジカル強化を優先に選手たちを鍛えた。志賀監督がこの方針にしたのには、自分の実体験が生きていることがある。現役時代は明大中野八王子、明治大では投手としてプレーした志賀監督は、自分の体を「実験台」として、パフォーマンスアップに努めてきた。それをアレンジし、選手たちに伝え、就任から1年で、多くの選手がレベルアップした。また、ラプソードも取り入れ、グラウンド内にはスピードガンも設置し、数字で可視化させ、レベルアップに励んだ。選手の成長のために投資を惜しまなかった。

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