目次

[1]今年の東山の注目選手
[2]192センチ93キロの主砲


 岡島秀樹(元レッドソックスなど)ら数々のプロ野球選手を輩出し、春4回、夏4回の甲子園出場経験を持つ東山。2002年夏を最後に甲子園から遠ざかっているが、一昨年秋の近畿大会に出場するなど、激戦区の京都府において近年も安定して上位に顔を出している。

 そんな東山野球部を訪問した。今回は、後編をお届けする。

今年の東山の注目選手


 混戦の京都を勝ち抜くための戦力は充実している。投手陣の軸となるのは秋に背番号11ながらエース級の働きを見せた橋本 翔太(2年)。最速142キロのストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップといった変化球をコントロールよく投げられる本格派右腕だ。打ってもクリーンアップを任されており、投打に活躍が期待されている。

 秋の京都国際戦は橋本がサヨナラ打を打たれて敗北した。「僕の失投で負けてしまったので、京都国際に勝ちたいという気持ちは強いです」とリベンジに燃えている。

 橋本に続く投手として期待されているのが、谷川 慶(3年)と山中だ。谷川は最速144キロの力投派右腕。足立監督はゲームメイク能力に課題を上げているが、素材型として今後が楽しみだ。

 外野手兼任の山中は安定感のある右横手投げ。現在は野手メインで練習しているため、登板機会は少なくなりそうだが、いざという時には頼りになる存在だ。

 彼らをリードする捕手の原 亮二(3年)もかなりの実力派だ。正確なスローイングと巧打が持ち味で、取材日も攻守に躍動した姿を見せてくれた。

 取材日は家庭の事情で欠席していたが、秋に1番を打った牧原 優太(2年)は「粘り強いバッティングが持ち味。下級生ながら心身ともに引っ張ってくれている」と足立監督が高く評価している選手。春以降もリードオフマンとして、打線を牽引してくれそうだ。

 山中が期待の選手に挙げたのが、二塁手の奥山 仁翔(3年)。逆方向にも強い打球を打てる好打者で、秋は2番を任された。打線のつなぎ役としてチームに欠かせない存在になっている。