目次

[1]山場の関東一戦で見せたノーヒットで1点獲る
[2]勝てるように自分たちの野球を


 西東京大会では佼成学園との延長にもつれ、東西決戦では帝京にサヨナラ勝ちで勝利。昨夏、劇的な勝利で夏を勝ち切った東海大菅生。その先輩たちを引き継いだ現チームも本田 峻也福原 聖矢のU15バッテリーはじめ、千田 光一郎堀町 沖永など経験者を擁し、優勝候補として秋季大会へ。

 秋季大会では走攻守すべてでハイレベルな戦力を遺憾なく発揮して、決勝の日大三戦では6対1のスコアで優勝。文句なしで今春の選抜に選出され、甲子園でも上位進出が期待されている。

そんな今年の東海大菅生の戦力はいかにして整ったのか。そのプロセスを指揮官・若林 弘泰監督、榮 塁唯主将らのコメントから迫っていきたい。

 後編の今回は秋季大会の振り返りとともに選抜への想いも伺った。

前編はこちらから!
夏の優勝なければ... 東海大菅生が選抜出場出来たワケ

山場の関東一戦で見せたノーヒットで1点獲る


 ブロック予選を危なげなく勝つと、都大会でも3回戦・桜美林戦までは順調に勝ち上がる。準々決勝・日大二戦は、「危なかった」と若林監督は苦笑いも見せながら試合を振り返るが、終盤に相手を突き返し、ベスト4進出。舞台は神宮球場へ移った。

 そして「一番嫌な野球をやってくる」と一番警戒をしていた関東一戦。「足を使う似たタイプで嫌な野球をやられた」と榮主将もターニングポイントに挙げた一戦は、試合前から高い緊張感をもってチーム全員が試合に臨んだそうだ。

 中盤までは3対3のしびれる展開だったが、終盤から東海大菅生が一気に関東一を突き放し、気がつけば7対5というスコアになったが、この一戦は新チーム発足時から取り組んできたノーヒットで1点獲ることをもっとも体現できたと榮主将は語る。

 「最終回に岩田が四球で塁に出ると、盗塁で二塁に到達。そこから外野フライで三塁。そして犠牲フライで7点目を捕りましたが、ずっとできなかったノーヒットで1点獲るというのは、ここでしっかりできました」