第168回 なぜ県8強・神戸弘陵(兵庫)はライバル・報徳学園にリベンジ出来たのか【後編】2021年01月21日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]すべての歯車がかみ合った県大会での快進撃
[2]個性を掛け合わせて再び頂点へ


 甲子園のお膝元であり、全国でも有数の激戦区である兵庫県。昨秋の県大会では神戸国際大附が頂点に立ち、近畿大会ベスト8まで勝ち進んだ。他にも明石商東洋大姫路など実力校が揃う地区だが、そのなかの1つである報徳学園を破ったのが神戸弘陵だった。

 旧チームは野島 勇太を擁していたが、これまでにも飯田 優弥などプロ野球選手を輩出している実力校だが、いかにしてライバル・報徳学園を破ったのか。

 後編では県大会の歩みを中心に振り返っていく。

前編はこちらから!
報徳学園に勝つために神戸弘陵(兵庫)が始めた日本一の下克上【前編】

すべての歯車がかみ合った県大会での快進撃



エースの時澤 健斗

 そして迎えた県大会の初戦・赤穂戦では4対0で勝利。幸先よくスタートを切ると、「抽選が決まった段階で『ここが勝負だぞ』と言い続けてきました」という2回戦で報徳学園と激突した。秋にリベンジを誓っていた神戸弘陵にとっては念願の一戦。練習試合の悔しさを晴らすチャンスがやってきたのだ。

 「試合前には『お前らならできるぞ。勝つぞ』と言っていただいて、チーム全員が勝つつもりで試合に臨みました。試合中にも声が絶えなかったので、とてもいい雰囲気で戦えていました」(林 天翔)

 試合は1点を争う展開となったが、エース・時澤 健斗報徳学園久野 悠斗との投げ合いを制して3対2。「時澤が粘り強く投げてくれて、500球連続ティーが効果を発揮しました」と林主将も笑顔を浮かべる勝利で神戸弘陵はベスト16に進出した。

 すると続く東洋大姫路との一戦では左のエース・山河 斗真の好投があり、延長の末に2対0で勝利。ベスト8まで勝ち進み、近畿大会の扉がもう少しまで迫っていたが、神戸国際大附の前には1対6で敗れた。

 「守り勝つチームを目指してきたのですが、神戸国際大附戦では5つのエラーが出ましたし、打線も1点しか取れなかったので、悔しいです」(林主将)

 だが先輩たちと同じベスト8まで勝ち上がれたことも踏まえて時澤は「ピンチを切り抜けて接戦を勝つことが出来たのはチームにとって大きかったと思います」と手ごたえを感じている。

【次のページ】 個性を掛け合わせて再び頂点へ

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第171回 逆境下”別府に活気を”明豊指揮官が宿した執念【野球部訪問】
第170回 6年連続甲子園出場を狙う花咲徳栄。選手の進化を支える独自のアイテムとは【野球部訪問】
第169回 1週間で600球。140キロ投手揃いの県立岐阜商の投手陣が実践する投げ込みの真意とは【野球部訪問】
第168回 W主将制を導入する福知山成美は19年春以来の聖地目指す【後編】【野球部訪問】
第168回 大学で活躍する選手を次々と輩出する福知山成美の短時間練習の方針【前編】【野球部訪問】
第1039回 ジャイアンツカップ優勝投手として一躍話題!島野愛友利が女子高校野球の門を叩いた 【2019年インタビュー】
神戸国際大附vs神戸弘陵【兵庫県 2018年春の大会 平成30年度春季兵庫県高校野球大会】
神戸弘陵vs市立尼崎【兵庫県 2017年夏の大会 第99回選手権兵庫大会】
科学技術vs神戸弘陵【兵庫県 2015年夏の大会 第97回選手権兵庫大会】
市川vs神戸弘陵【兵庫県 2014年秋の大会 平成26年度秋季兵庫県高校野球大会】
報徳学園vs神戸弘陵【兵庫県 2012年夏の大会 第94回選手権兵庫大会】
神戸弘陵 【高校別データ】

コメントを投稿する

野球部訪問トップに戻る サイトトップに戻る

コラム