第127回 10点勝負の超乱打戦で郡山(奈良)は県の頂点を目指す【後編】2020年12月31日

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【目次】
[1]自力で打開するために必要な取り組み
[2]打ち勝つ野球で奈良の頂点へ


 近畿王者・智辯学園、そして好投手・達 孝太を擁する天理などがひしめく奈良県。そんな智辯学園天理とともに『奈良御三家』として並び称された公立校が存在する。それが公立校・郡山である。

 大和郡山市に学校を構え、県内でも有数の進学校としても有名な郡山。春夏合わせて12回の甲子園出場実績を持つ実力校の今はどんな練習なのか。

前編はこちらから!
智辯学園に善戦した郡山(奈良)!通算12回の甲子園出場実績誇る古豪の現在【前編】

自力で打開するために必要な取り組み



指揮官の生島秀峰監督

 智辯学園の前に敗れた郡山。そこで感じたことはフィジカルの違いだった。

 「スイングスピードと体の強さは違いましたね。運動能力の高い選手は揃っていますので、身体づくりさえしっかりやれば近づくことが出来ると思っています」

 だからこそ、木村 新吾コーチのトレーニングが大きなポイントを握っているが、同じだけ大事なのが集中力だと感じながら練習をしている。そして新チームから課題に掲げられた勝負強さを鍛えるために必要だと感じているのは、野球以外の部分にあると生島監督は感じている。

 「これまで勉強や野球に打ち込めるように、周りのことは保護者の方にしてもらうことが多かったと思うんです。ただお膳立てしてもらった状態で野球や勉強をしてきたからこそ、自分たちの力で道を切り開けないから、勝負所で受け身に回って弱さが出ますね」

 取材当日は練習前に町内を回ってゴミ拾いをしていたが、そうした清掃活動や挨拶と言った細かいところに力を入れている。今まではやって来てもらった部分を自分たちで取り組むことで、指示を待つ習慣を克服しようとしている。

 またメンタル面の強化も出来ることを狙っていることを生島監督は語っている。

 「野球は我慢したり、きつい時間が長いなかでどのように対処するかが大事なスポーツです。ですが、今の選手たちは能力が高くても褒められて成長してきた選手が多く、叱られ弱いです。そうした部分も鍛えてあげたいですね」

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