第126回 智辯学園に善戦した郡山(奈良)!通算12回の甲子園出場実績誇る古豪の現在【前編】2020年12月30日

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【目次】
[1]荻野貴司さんを鍛えた名コーチ直伝のトレーニング
[2]勝負所での打撃を課題に挑んだ秋


 近畿王者・智辯学園、そして好投手・達 孝太を擁する天理などがひしめく奈良県。そんな智辯学園天理とともに『奈良御三家』として並び称された公立校が存在する。それが公立校・郡山である。

 大和郡山市に学校を構え、県内でも有数の進学校としても有名な郡山。春夏合わせて12回の甲子園出場実績を持つ実力校の今はどんな練習なのか。

荻野貴司さんを鍛えた名コーチ直伝のトレーニング



練習に打ち込む郡山の選手たち

 学校に隣接されたグラウンドで日々練習をする郡山。ただ野球部専用というわけではなく、他の部活動との共用となっており、取材当日もレフトの奥では陸上部が練習をしていた。また通常では授業が7限まで詰まっており、学校が終わるのは16時頃になる。

 そこから準備等をすると、練習開始は16時30分となり、練習終わりは19時頃となる。練習時間は2時間30分程度と限られた環境と時間で、郡山は鍛錬を重ねているのが現状だ。

 「今は2学年で41名がいますが、全員で同じ練習メニューをこなします。ですので、選手それぞれが1球に対する集中力を高めなければ、練習量で劣っている我々は勝てません」

 そのように語るのは指揮官の生島 秀峰監督だ。2019年から郡山の監督に就任し、甲子園を目指し、選手育成に打ち込んでいる。この秋は近畿王者・智辯学園と初戦で対戦して敗れたが、スコアは3対5と善戦。加えて好投手・西村 王雅から12本のヒットを集めるなど、高い打力を発揮することが出来た。

 だからこそ、「パワーとスピードを身につければ公立校の中で勝負できるチームになると思います」と生島監督は期待で胸を膨らませる。そのために取り組んでいるトレーニングがある。

 そのトレーニングを監修しているのが、木村 新吾コーチだ。30年以上、郡山で指導をし続け、過去には千葉ロッテで活躍している荻野 貴司選手に指導した実績も持っている。そんな木村コーチが取材日、選手たちに課したメニューが以下の4種目だ。

・チューブを使った股関節周りのトレーニング
⇒股関節の柔らかさを保ったまま強化。ここを強化することでプレーの中での安定感を作るのが目的

・ハンマーを使ったトレーニング(上から振り下ろすパターン)
⇒筋力、特に広背筋強化を目的としたトレーニング。10キロのハンマーの重さの反動をしっかり使って、アウターマッスルを鍛える。

・ハンマーを使ったトレーニング(下から振り上げるパターン)
⇒下半身リードで腰の力を使って打つことで、バッティングの動きに繋げられるようにしていく。

・バランスボール×シャフトを使ったトレーニング
⇒バランスを保ちながら深部筋(インナーマッスル)といった小さな筋肉を動きの中で鍛える

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