第118回 強豪私学の好投手を討つ 21世紀枠推薦校・畝傍、悲願の甲子園初出場に向けて【後編】2020年12月10日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

 秋の奈良大会で3位となり、来春のセンバツの21世紀枠推薦校に選ばれた畝傍(うねび)。県内有数の進学校で、昨年度は現役浪人併せて京大に6人、阪大に30人の現役合格者を輩出した。野球部も阪大、神大、大阪市立大など難関国公立で野球を続ける選手が多く、文武両道を実践している。

 いかにして勉強と野球を両立しているのだろうか。そのヒントを探るべく、取材に伺った。

強豪校ひしめく奈良を勝ち抜くカギは、チームワークと守備力の強化



素振りをする選手たち(畝傍)

 対外試合が禁止となる12月に入り、これからは春以降に向けて個々の能力を上げていく時期となる。奈良県は天理智辯学園奈良大附と私立の強豪がひしめいており、夏の甲子園に出場するためにはこうした学校に勝っていかなければならない。そのためにこの冬は筋力と敏捷性の向上に力を入れている。だが、駒井監督がそれ以上に重視しているのがチームワークだ。

 「いつも思いやりを持って強いつながりをもったどこにも負けないチームワークを作ることを望んでいます。助け合いながらも厳しさも忘れずにやってほしいです」

 この日は暗くなった17時以降にハンマーやタイヤを使ったトレーニングを行っていたが、選手同士で声をかけ合いながら明るい雰囲気で取り組んでいたのが印象的だった。厳しい練習の中にも楽しさを見出せるのも畝傍の強さの一つである。

 技術面での課題としては守備面の強化を挙げている。秋は準々決勝の桜井戦、3位決定戦の奈良大附戦で9回二死から失策で走者を出すなど、失策の多さが目立ったという。本来は捕手・根来、遊撃手・和田、中堅手・若松のセンターラインを中心に守り勝つ野球が信条。そこに磨きをかけた上で、天理の達や智辯学園西村 王雅(2年)といった好投手を打ち崩せるように打力向上にも力を入れていく考えだ。

【次のページ】 基本に忠実なプレーを重ねて、まだ見ぬ舞台へ

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第168回 緊急事態宣言で練習時間の影響は必至。90分で11メニューをこなす都立小山台から学べること【野球部訪問】
第167回 元プロが率いる鹿児島城西(鹿児島)が2度目の甲子園のために直面する課題【野球部訪問】
第127回 10点勝負の超乱打戦で郡山(奈良)は県の頂点を目指す【後編】【野球部訪問】
第126回 智辯学園に善戦した郡山(奈良)!通算12回の甲子園出場実績誇る古豪の現在【前編】【野球部訪問】
第13回 この秋奈良3位!21世紀枠推薦校・畝傍(うねび)の国立大志望球児が実践するノートの取り方【文武両道 ~部活と勉強の両立~】
天理vs畝傍【奈良県 2014年春の大会 平成26年度春季奈良県大会】
天理vs畝傍【奈良県 2012年夏の大会 第94回選手権奈良大会】
智辯学園vs畝傍【奈良県 2011年秋の大会 奈良県秋季大会】
畝傍vs郡山【奈良県 2011年夏の大会 第93回奈良大会】
天理vs畝傍【奈良県 2010年夏の大会 第92回奈良大会】
畝傍 【高校別データ】

コメントを投稿する

野球部訪問トップに戻る サイトトップに戻る

コラム