目次

[1]得点を奪うために果敢に足で攻める
[2]県大会へ実戦を通じて経験値を増やしていく

 兵庫を制した神戸国際大附やベスト8まで勝ち上がった神戸弘陵。さらに滝川第二に、近畿大会出場の長田など激戦区・兵庫県の中でも実力校が多く出揃う神戸地区。この地区で研鑽を重ねているのが神戸甲北だ。

 この秋は初戦で滝川第二の前に敗れ、敗者復活戦に回った。初戦の伊川谷に勝利するなど、順調に勝ち進んだが。3回戦の須磨友が丘のまえに5対8で敗戦。県大会まであと少し届かなかった。

得点を奪うために果敢に足で攻める


 取材で訪れた際はグラウンドで走塁練習が行われていた。見てみると、3か所に分かれて、効率よく練習が進んでいた。
 「ランナーをとにかく前に進められれば得点する確率は高まる。だからこちらから仕掛けて相手のミスを誘って、得点できる可能性を高めたいんです」

 チームを指揮する大崎監督が考える今年の戦い方だ。旧チームと比較すると、力は劣るものの、選手間の繋ぎに対する意識の高さを感じ取っていた。だからこそ、粘りのバッティングの意識を選手それぞれに浸透させつつ、打撃練習ではバスターやエンドランといった細かな技術も高めてきた。

 こうして打撃を強化すると同時に、守備に対する考え方や見方も養おうと大崎監督は考えた。
 「完全に伝わっているかどうかわかりませんが、試合を想定して泥臭くもやろうとしているのがわかります」

 ただ田中詩音主将が「今年のチームはあまり打力がないと言われています」と語るように、純粋な打力だけでは練習試合でも勝つことが出来なかった。その経験を経たことで、走塁を絡めた攻撃が必要だと認識したのだ。
 「足が速い選手がそろっているわけではないですが、エンドランやセーフティーを駆使した攻撃をすれば、ピッチャーのボールも浮いてくると思うんです。そうすればヒットにできる確率が上がると思うんです」

 走塁練習ではベースを踏む位置をどうするか。走路に関しても、どれだけ小さく膨らみ、真っすぐ次の塁に向かって走れるか。そうしたところ大事にして走塁を磨き上げ、動くことでチャンスを広げられるようにしている。

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