2005年夏に甲子園準優勝の実績がある京都外大西。2010年夏以降は甲子園から遠ざかっているが、最近の成績は上向きで、再浮上の機運が高まっている。

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再浮上の兆し見せる京都外大西がコロナ禍で見出した新たな練習スタイル【前編】

『甲子園に行くために』を胸に新チームが挑んだ秋



紅白戦でサインを出す花井彗汰主将(左から2番目)

 新チームの主将を務めているのは花井 彗汰(2年)。実は旧チームの時も下級生ながら主将を任されていた時期がある。控えの選手ではあるが、「上手くなりたい、勝ちたいという意欲は非常に高い」(上羽監督)と取り組む姿勢を評価しての抜擢だった。練習中も他の部員に声掛けをしながら常に率先して動いており、リーダーシップを強く感じさせる主将だ。

 下級生主将だった時は先輩に対して言いにくいこともあったそうだが、「甲子園に行くために下の学年でも何ができるかを常に考えてやっていました」と自らにできることを全うした。現在もその姿勢は変えず、「自分は縁の下の力持ち。自分が裏方の仕事でも何でもやって、試合に出ているやつを試合の時にどれだけ輝かせているかを考えています」と献身的にチームを支えている。

 戦力面では西村や星野 一平など公式戦経験のある選手が何人か残っていたが、エース候補のワトリー・ジャイヤー(2年)、正捕手候補の松下 隼一郎(1年)、中軸候補の谷口 翔大(2年)といった選手が秋の大会を前に故障で離脱。それにより、本来は遊撃手の星野 一平を捕手に回し、外野手として起用予定だった西村にエースで4番の重責を背負わせることになった。

 秋季大会はブロック代表決定戦で京都翔英、2次戦の初戦で西城陽と手強い相手との対戦が続いたが、いずれもロースコアの接戦を制し、4年連続で8強入りを果たした。

 しかし、準々決勝の京都国際戦では3失策と守備が乱れて0対11の7回コールド負け。故障者の影響でポジションを動かしたところにミスが出て、相手に流れを渡してしまった。

 近畿大会には届かなかったが、故障者とそれに伴う自滅が原因だったと敗因はハッキリしている。数年前までは京都大会でも上位まで勝ち進めないこともあったが、「十分に戦えると思うし、ここ1、2年で一時期の状態からは脱している」と上羽監督は今後の戦いに自信を見せている。故障者が戦線復帰して戦力を整えることができれば、春以降はさらにパワーアップした姿を見せてくれそうだ。

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