第1029回 「感謝」を掲げて大会に臨む創価。持ち味の守備力を取り戻して東京の頂点狙う2020年07月31日

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 昨夏の西東京大会では決勝で國學院久我山に敗れ、あと一歩のところで甲子園出場を逃した創価。昨秋も準決勝で帝京に逆転負けを喫するなど、現在の3年生は苦杯を味わい続けてきた世代だ。

 今年はエースの森畑 侑大を中心にレベルの高い選手が集まっており、夏季東西東京都高校野球大会では注目校の一つと呼ばれているが、「甲子園出場」の目標が無くなった今どんな思いを持って大会に臨んでいるのだろうか。チームの思いに迫った。

苦しみの中で掲げた「感謝」のスローガン



ティーバッティングをする選手たち(創価)

 「正式な発表の前から甲子園中止の報道も少し出ていて、3年生ともこのままもしかすると中止になるかもしれないと話していました。その後代替大会も決まりましたが、大会に向けてやっていけるのか、最後まで3年生らしい背中を見せることはできるのか、選手たちとはたくさん話をしました」

 創価の片桐哲郎監督は、活動自粛の期間を「選手の成長を感じた期間」と振り返る。

 コロナウイルスの影響で活動休止を余儀なくされた選手たちは、オンラインを通して何度もミーティングを重ねたという。夏の甲子園の中止も決まり、片桐監督はモチベーションの上がらない選手を励ます中で、夏の大会を戦う意義を選手たちに問いかけてきた。

 精神的支柱である河合 圭聖主将も「初めは落ち込んだ」と思わず口にするが、その中で選手たちがスローガンとして掲げたのが「感謝」の言葉であった。

 「練習ができない間に、様々な感謝に気付くことができました。グラウンドで練習ができる感謝であったり、親への感謝、他にもみんなが色んな感謝に気付くことができたので、その感謝を持って大会を戦おうと決めました。
3年生みんなで話して、そこからチームは立ち直ったように思います」

 サブタイトルには「play for someone」をつけた。
ニュアンスとしては「somebody」が相応しいが、「ONE TEAM」、そしてナンバーワンを目指す思いも込めて「someone」を採用。

 選手たちの決断に片桐監督は「胸が熱くなった」と話し、精神力の強さを称えた。

 「私が高校生だったら、この状況で乗り越えられるのかなと思いました。苦しい中でもそういった気持ちを持てる今の選手は、本当に素晴らしいなと思いましたし、選手から学ばせてもらったなと感じています」

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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