第1004回 強豪校続々撃破の関東大会ベスト8の西武台(埼玉)を一変させた打撃改革【前編】2020年01月21日

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【目次】
【西武台の練習の模様をギャラリーで】
[1]選手たちの想いにスタイルを変えることを決めた
[2]実践の中で理想の軌道とポイントに近づいていった

 昨秋の埼玉県大会を準優勝し、関東大会では神宮大会準優勝を果たした健大高崎と善戦。9回まで同点の熱戦を演じたのは西武台だ。

 県大会では豆田 泰志を擁する浦和実や、タレント揃う昌平、関東大会でも栃木1位の青藍泰斗を破るなど、快進撃を見せて、今春以降も注目が集まる実力校だ。そんな西武台の最大のストロングポイントは、10試合で66得点を記録した打撃力だ。「打ち勝つ」チームを旗印に取り組んだ西武台の打撃改革の軌跡を振り返る。


(動画を見る)

選手たちの想いにスタイルを変えることを決めた



バッティングの順番を待つ西武台の選手たち

 取材日当日はバッティングを中心としたメニューをこなしていた西武台。選手たちにも覇気があり、雰囲気からも結果を残した強豪校というオーラを感じさせる。この雰囲気について「結果が出ていなければ、こんなことはなかったと思います。ベスト8が自信になったと思います」と監督の河野創太氏は語る。

 就任6年目となる指揮官は、練習中でも選手たちに自ら発破をかけるような声掛けや指導が目立った。選手だけではなく、指導者も一緒になって良い雰囲気を作り出しているのがすぐに分かった。しかし、「福喜多(繁尊)コーチが秋の大会中に指揮を執ってくれたのがチームに影響を与えてくれました」と河野監督は振り返る。

 河野監督は夏の大会前から秋季大会期間中まで謹慎となっており、チームの指揮を執れなかった。その間を代役として勤めたのが2018年の春からコーチとしてやってきた福喜多コーチなのだ。

 元々大学時代の先輩、後輩の関係であった河野監督と福喜多コーチ。河野監督の誘いで西武台に来たが、最初にコーチとして福喜多氏が指導してきたのがバッティングだった。
 「来た当初は守備と走塁がメインのチームでしたが、その年の秋は聖望学園さんに打てずに負けたんです。そこから『スイングの数を増やしましょう』ということで、冬場にかけて強化するようにしました」

 ただ河野監督が機動力重視目指すスタイルに合わせる形で、細かな部分までは指導をしてこなかった。しかし、夏から急遽指揮を執り、秋の大会も継続して監督をすることとなった。そこで福喜多コーチはチーム作りをする前に、選手たちにチーム方針を決めさせた。

 すると選手から返ってきたのは「打ち勝ちたい」という回答が出てきた。
 「選手たちの中ではおそらく大阪桐蔭さんや東海大相模さんのような豪快なモノだったと思うのですが、そうではないと。しっかりとした投手力をベースに、頭の準備が必要だったり、時には進塁打も必要だったり。求めるものは高いことは伝えました」

【次のページ】 実践の中で理想の軌道とポイントに近づいていった

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