第999回 小さな学校大きな夢! 21世紀枠九州地区代表・本部高校(沖縄)2019年12月26日

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【目次】
[1]野球が盛んな町/地元から甲子園へ
[2]先輩たちが繋いできた努力が身を結ぶ

先輩たちが繋いできた努力が身を結ぶ



本部高校

「彼らの頑張りだけじゃ無いと思う。」

 沖縄尚学に敗れたあと、宮城監督は「これで甲子園のチャンスは、最後の夏だけになったな。」と、ナインに語った。それだけに今回の報せは、ナインはもちろん監督さんたちにとっても驚きとなった。

 「君たちの、普段からの努力が身を結んだんだ。」しかし宮城監督は、これまでの先輩たちが繋いできた頑張りが学校に、そして地域に良い報いを与えたのだと考える。それは、本部町全体が持つ野球への情熱が結んだとも言えよう。

 縦の変化球に優れる川田と、ボールのスピン量が多く打者を威圧する剛球を放る茂刈。共に身長は184cm。さしずめ本部ツインタワーとでも言おうか。

 そこに多彩な変化球を駆使する幸地がおり且つ、左腕仲榮眞の存在も大きい。部員18名しか居ない中で、それぞれの特徴が光る豊富な投手陣を持つのは全国でも稀ではないだろうか。

 それだけではなく、相手校を怖れさせる各打者のスイングスピードと打球の速さ、それに島袋竜人を筆頭に脚もある。それを支える各選手の心の部分も秀逸で、「小さな学校だが、大きな夢を胸に秘め、自分に限界を作らない」と、一日一日を本気で全うする。その意気こそが本部の本当の武器だ。

 2001年、県勢としては宜野座高校以来となる21世紀枠出場へ。その報せがやってくることを願ってやまない。

(取材・當山 雅通

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當山 雅通
當山 雅通
  • 生年月日:1972/01/04
  • 出身地:沖縄県金武町生まれ。現在は沖縄市在住。
  • ■ 野球はもちろんだが、一番好きなのは球児たち。純粋で真っ直ぐな野球小僧を見ると自分のことのように嬉しくなる。
  • ■ 学生時代は、野球、サッカー、バドミントン、駅伝など多くのスポーツを経験。現在は、合計4チームの学童軟式野球チーム(主に4年生以下の低学年専属)を見てきており、やっぱり自分は野球が好きなんだなと実感。現在はオファーがなくコーチ業も休業中(笑)。だが10月に3歳になる三男坊が野球を始めたら、また復活する野望を隠し持っている(笑)夢は三男坊が甲子園へ連れて行ってくれることだが、まずは野球へ興味を持つようにしむけるようにと、現在悪戦苦闘中である(笑)
  • ■ 2012年より、高校野球ドットコムにて沖縄中心に情報配信
  • ■ 沖縄県の野球と題したブログCBスタジアムを運営
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